【英語フレーズ#16】駅で乗り換え方法を尋ねる

列車で目的地に行くためには、駅構内での乗り換えが必要になることも少なくありません。
「〇〇線に乗り換えたいけど、どこに行けばいい?」「ホームはどこ?」「何番線から出てるの?」といった情報を駅のスタッフや周囲の人に尋ねることができれば、道に迷わずスムーズに移動できます。
このレッスンでは、駅で乗り換え方法を英語で尋ねるときに使える基本表現と、その文法・語順のポイントを解説します。
会話例

Excuse me, how can I transfer to the Central Line?
すみません、セントラルラインにはどう乗り換えればいいですか?

You need to go down the stairs and follow the signs to Platform 2.
階段を下りて、2番ホームの表示に従ってください。

Is it far from here?
ここから遠いですか?

No, just a two-minute walk. It’s well signposted.
いいえ、2分ほど歩けば着きます。案内も出ているので大丈夫ですよ。

Great, thank you very much.
よかったです。ありがとうございます。

You’re welcome. Have a good trip!
どういたしまして。良い旅を!
会話のポイント解説
1. 乗り換え方法を尋ねる:How can I transfer to ~?
駅で「〇〇線に乗り換えたいのですが、どうすればいいですか?」と尋ねたいときに使える英語表現が、“How can I transfer to ~?” です。
“How can I ~?” は「どうすれば~できますか?」という意味で、丁寧かつ実用的な疑問文です。
“transfer to” は「~に乗り換える」という鉄道・地下鉄でよく使われる表現です。“change to” と同じような意味を持ちますが、“transfer to” のほうがフォーマルな響きを持っています。
- How can I transfer to the Central Line?
(セントラルラインにどう乗り換えればいいですか?) - How can I transfer to the express train?
(急行列車にはどう乗り換えればいいですか?)
“How can I transfer to ~?” は丁寧で礼儀正しい印象を与えるので、旅行英語として使いやすいフレーズです。
2. 駅構内での案内を理解する:Go down the stairs
目的のホームや出口にたどり着くためには、「どちらの方向に進めばよいか」を表す表現が欠かせません。その中でも基本となるのが、「Go + 方向 + 名詞」という構文です。
- Go down the stairs.(階段を下りてください)
→ 「go down」は「下へ進む」という意味。stairs を加えることで、具体的な動作になります。 - Go up to the ticket gate.(改札口へ上がってください)
→ 「go up」は「上へ進む」。地下鉄の駅などでよく使われます。
また、“Follow the signs to ~”(〜の表示に従ってください)という表現も駅や空港などの施設で頻出します。
- Follow the signs to Platform 2.
(2番ホームの案内に従ってください) - Follow the signs to the exit.
(出口の表示に従ってください)
このように、「動作(go, follow)」+「場所(stairs, signs)」という構造を覚えると、駅内移動に必要な表現がぐっと使いやすくなります。
3. 距離や所要時間を確認する:Is it far from here?
乗り換えの案内を受けたあと、「そこまで行くのにどれくらいかかるか?」を確認したくなる場面は多いです。
そんなときに使えるのが、“Is it far from here?” という質問です。
“Is it far?” は「それは遠いですか?」という意味。“from here” を加えることで、「今いる場所から見て」という具体性が出ます。
返答としては、次のようなフレーズがよく登場します:
- No, it’s just a short walk.
(いいえ、すぐそこです) - It’s about five minutes on foot.
(徒歩で5分くらいです) - It’s not far. Just follow the signs.
(遠くありません。案内表示に従えば大丈夫です)
英語では距離感を表すときに「時間で説明する」ことが多いため、“It takes about 3 minutes.”(3分ほどかかります)などの表現も覚えておくと便利です。
4. 標識や案内があることを伝える:It’s well signposted
“It’s well signposted.” は、「案内表示が整っていて分かりやすい」という安心を伝える表現です。
signpost は名詞で「道しるべ・案内表示」のことです。この語が形容詞として使われた “signposted” は「案内標識が表示されている」という意味になります。
同様の表現として、以下のようなフレーズもあります。
- It’s clearly marked.(表示がはっきりしています)
- There are signs everywhere.(あちこちに標識があります)
また、“signposted” は受動態の過去分詞(=掲示されている状態)ですが、形容詞としても使われることが多く、文法的にも押さえておきたいポイントです。
まとめ
- How can I transfer to the Central Line?:「セントラルラインにはどう乗り換えればいいですか?」という丁寧な質問。
- Go down the stairs.:構内での移動を伝える基本表現。
- Follow the signs to Platform 2.:「〜の表示に従ってください」と案内するときの決まり文句。
- Is it far from here?:「ここから遠いですか?」と距離を確認したいときの便利な質問。
- It’s well signposted.:「案内が出ているので安心です」と相手を安心させる表現。