会話フレーズ

【英語フレーズ#4】電車のチケットを買う

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青葉

旅行や仕事で、都市から都市へ移動する手段として電車を使うことはよくあります。

都市圏では駅の窓口や券売機でチケットを購入する機会が多く、英語でスムーズにやりとりできると安心です。

チケットを買う場面では、行き先、時間、片道か往復か、座席の種類などを明確に伝える必要があります。

今回のレッスンでは、駅の窓口でチケットを購入するときに使える基本的な表現や、やりとりをスムーズにするためのポイントを解説します。

会話例

B
B

Good morning. How can I help you?
おはようございます。ご用件をどうぞ。

A
A

I’d like a ticket to Oxford, please.
オックスフォード行きのチケットをお願いします。

B
B

One-way or return?
片道ですか?往復ですか?

A
A

Return, please.
往復でお願いします。

B
B

What time would you like to depart?
何時の電車をご希望ですか?

A
A

Around 10 a.m., if possible.
できれば午前10時ごろで。

B
B

Okay, that’ll be £25.
かしこまりました。25ポンドになります。

A
A

Here you go.
はい、どうぞ。

B
B

Thank you. Here’s your ticket. Platform 3.
ありがとうございます。こちらがチケットです。3番ホームになります。

重要フレーズの紹介

I’d like a ticket to Oxford, please.(オックスフォード行きのチケットをお願いします)

「I’d like ~」 は丁寧な依頼表現で、レストランやチケット購入など、旅行中に幅広く使えます。「I want ~」よりも礼儀正しい言い回しです。

One-way or return?(片道ですか?往復ですか?)

駅や旅行カウンターで非常によく使われる定番フレーズです。「往復」は、イギリス英語ではreturn、アメリカ英語では round-trip を使います。

Around 10 a.m., if possible.(できれば午前10時ごろで)

around は「〜ごろ」の意味で、厳密な時刻でなく幅を持たせた言い方です。if possible をつけることで丁寧さがアップします。

Here you go.(はい、どうぞ)

お金や書類などを手渡すときの自然な表現。「Here you are.」 よりカジュアルで、口語ではこちらのほうが一般的です。

Platform 3.(3番ホームです)

電車の乗り場を示す案内。数字の部分を入れ替えるだけで応用が可能です。

文法のポイント解説

1. I’d like ~ は依頼表現の基本

「I’d like ~」 は 「I would like ~」 の短縮形で、「〜をお願いしたいのですが」「〜をいただきたいです」という丁寧な依頼表現です。

このフレーズは、英語圏での買い物・注文・お願いなど、あらゆる場面で使える非常に便利な表現です。

特に、初対面の人や公共の場面では 「I want ~」 よりも好まれます。

  • I’d like a ticket to Oxford, please.
    (オックスフォード行きのチケットをお願いします)
  • I’d like a cup of tea.
    (紅茶を1杯いただきたいです)
  • I’d like to check in.
    (チェックインをお願いします)
「I’d
  • I want ~:やや直接的でストレートな表現。友人・家族など親しい間柄で使います。
  • I’d like ~:控えめで丁寧な表現。店員・顧客など公共の場やビジネスシーン向け。

基本的に 「I’d like ~」 を使うよう意識すれば、どのような場面でも丁寧で失礼のない印象を与えることができます。

2. チケットの種類を尋ねる表現:One-way or return?

電車のチケットを買うときに必ず聞かれる質問のひとつが、「One-way or return?」というフレーズです。

このときに知っておきたいのが、イギリス英語とアメリカ英語の違いです。

種類イギリス英語アメリカ英語
片道one-wayone-way
往復returnround-trip
  • 【イギリス】I’d like a return ticket to Oxford.(オックスフォードへの往復券をください)
  • 【アメリカ】I’d like a round-trip ticket to New York.(ニューヨークへの往復券をください)

目的地によっては、往復のほうが割安になることも多いので、この質問にしっかり答えられるようにしておくと良いでしょう。

3. やんわりと希望を伝える表現:Around 10 a.m., if possible.

時間を指定するとき、正確な時間でなくても大丈夫な場合や、やわらかく希望を伝えたいときには around を使うと自然です。

around + 時刻」 を使うことで、「だいたい10時ごろに出発したい」という控えめなニュアンスで伝えることができます。

さらに、if possible(もし可能なら) を加えることで、相手に配慮した丁寧な言い回しになります。

  • Around 10 a.m.
    (午前10時ごろ)
  • Around 10 a.m., if possible.
    (できれば10時ごろで)

これは相手への配慮を含む表現で、窓口やホテルなどの接客場面でもよく使われます。

関連表現
  • Sometime after noon, if possible.
    (もし可能であれば、正午以降で)
  • Between 8 and 9 a.m., if possible.
    (午前8時から9時の間でお願いします)

このように希望をやんわり伝えることで、相手も柔軟に対応しやすくなります。

4. 手渡すときのカジュアル定番表現:Here you go.

チケットやお金、書類などを誰かに渡すときには、「Here you go.」 が自然でよく使われます。

このフレーズは、非常に口語的で、かつ温かみのある言い回しです。

同様の表現として「Here you are.」もありますが、やや形式ばった響きになります。

5. シンプルだけど重要な案内語:Platform 〜

Platform は「ホーム」「乗り場」という意味で、電車や地下鉄の発車場所の案内で必ず使われます。

  • Platform 3 → 3番ホーム
  • Platform 7 → 7番ホーム

また、以下のような案内表現も使われることがあります。

  • The train departs from platform 5.
    (その電車は5番ホームから出発します)
  • Please proceed to platform 2.
    (2番ホームにお進みください)

まとめ

  • I’d like a ticket to Oxford, please.:「〜のチケットをお願いします」の丁寧な表現。旅行英語の基本。
  • One-way or return?:片道か往復かを聞く定番フレーズ。英米で表現が異なる点に注意。
  • Around 10 a.m., if possible.:時刻に幅を持たせ、丁寧に希望を伝える表現。
  • Here you go.:お金やチケットなどを渡すときに使える自然な一言。
  • Platform 3.:ホーム番号の案内。駅ではよく使われる重要語彙。
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