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【英文法#13】there is / there are の使い方

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Izumi

英語では、「〜がある」「〜がいる」と言いたいとき、主語を前に出すのではなく there is / there are という構文を使います。

この表現は、物や人の存在を伝えるときに非常に便利で、日常英会話でもよく登場します。

このレッスンでは、there is / there are の基本的な使い方、数や種類による形の違い、疑問文・否定文への変化について学んでいきます。

1. there is / there are の構文とルール

英語では「ある・いる」といった存在の表現に、次のような構文を使います:

  • There is + 単数名詞(または不可算名詞)
  • There are + 複数名詞

この there is / there are 構文により、「どこに・何があるのか/いるのか」を表現できます。

  • 「机の上に本がある」→ There is a book on the desk.
  • 「箱の中におもちゃがある」→ There are toys in the box.

ポイントとして、there は「そこに」という意味ではなく、構文上の形式主語として使われます。

実際の主語は、is / are の後に来る名詞となります。

2. 平叙文の作り方:「存在」を伝える基本構文

英語では、存在を伝えるときに「There is / There are + 名詞 + 場所(前置詞句)」の語順で表します。

このとき、動詞の is / are は、後ろの名詞の数(単数か複数か)に合わせて変化します。

  • There is a cat in the room.
    (部屋に猫が1匹いる)
  • There are five chairs around the table.
    (テーブルの周りに椅子が5脚ある)
注意点

文の主語は、a cat や five chairs となります。there はあくまで形式主語です。

3. 疑問文の作り方:be動詞を前に出す

疑問文を作りたいときは、is / are を文頭に出すだけでOKです。語順の変更だけで簡単に疑問文が作れます。

  • Is there a restroom here?(ここにトイレはありますか?)
  • Are there any questions?(何か質問はありますか?)

答え方:

  • Yes, there is. / No, there isn’t.
  • Yes, there are. / No, there aren’t.

4. 否定文の作り方は2パターン

not を使う場合は There isn’t / There aren’t となります。

また、「no + 名詞」 の言い方も一般的ですが、こちらは少し強い否定のニュアンスになります。

not を使うパターン

  • There isn’t a computer in the room.
    (部屋にはコンピューターがない)
  • There aren’t any pencils in the drawer.
    (引き出しの中に鉛筆は1本もない)

no + 名詞 を使うパターン

  • There is no milk left.
    (牛乳がまったく残っていない)
  • There are no buses after 11 p.m.
    (午後11時以降バスはない)

5. まとめ

  • there is / there are は「〜がある/〜がいる」と言いたいときの基本構文。
  • 単数・不可算名詞 → there is / 複数名詞 → there are
  • 疑問文は be動詞を文頭に出す:Is there ~? / Are there ~?
  • 否定文は there isn’t ~ / there aren’t ~ または there is no ~
  • 主語は is / are の後に来る名詞。そこに注意して動詞を選ぶ。

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