【英語フレーズ#6】飲み物の温度を伝える

カフェやレストランで飲み物を注文するとき、「アイスでお願いします」「ホットでください」といった希望を伝えられると非常に便利です。
注文がスムーズに通り、自分の好みに合った飲み物を楽しむことができます。
このレッスンでは、飲み物を注文するときに温度の希望を伝える英語表現を中心に、丁寧な注文の仕方、関連する言い回しや注意点についても詳しく解説します。
会話例

Hi there. What can I get for you today?
こんにちは。本日は何にいたしましょう?

Can I have a latte, please?
ラテをください。

Sure. Hot or iced?
かしこまりました。ホットにしますか?アイスにしますか?

Iced, please.
アイスでお願いします。

Got it. One iced latte coming up.
了解です。アイスラテですね。すぐお作りします。

Thanks a lot.
ありがとうございます。
重要フレーズの紹介
Can I have a latte, please?(ラテをお願いします)
「Can I have ~?」 は丁寧な依頼表現で、「~をいただけますか?」という意味。飲食店の注文で最も自然な言い方のひとつです。please をつけることで礼儀正しく聞こえます。より丁寧な言い方として、「I’d like a latte, please.」 もおすすめです。
Hot or iced?(ホットにしますか?アイスにしますか?)
飲み物の温度を尋ねる定番フレーズ。iced は「氷入りの冷たい〜」という意味で、cold よりも自然で正確な表現です。カフェでは 「Hot or iced?」 だけで意思確認されることが多いです。
Iced, please.(アイスでお願いします)
短いですが礼儀正しい答え方です。「I’d like it iced, please.」や 「I’ll have it iced.」のように少し丁寧な形もありますが、日常会話ではこの短さが好まれます。
One iced latte coming up.(アイスラテですね。すぐに作ります)
coming up はカジュアルな接客英語で「すぐ出します」という意味。厨房やカウンターでよく使われる表現で、明るくフレンドリーな対応をするときに使います。
Thanks a lot.(ありがとうございます)
「Thank you.」より少しカジュアルで親しみのある言い方。丁寧さを保ちつつ、あたたかい印象を与えます。レジやカウンターなど、会話の最後に使われやすい表現です。
文法のポイント解説
1. 注文時の定番フレーズ:Can I have ~?
「Can I have ~?」は、英語で何かを注文・依頼するときの丁寧な言い回しです。
- Can I have a cappuccino, please?(カプチーノをいただけますか?)
- Can I have an iced tea, please?(アイスティーをいただけますか?)
この表現は「もらえますか?」というよりは、「いただいてもよろしいですか?」という丁寧な印象があり、どのような相手に対しても失礼のない表現として使えます。
文法的には、「Can I + have + 名詞 + please?」という構造になります。
「Can I get~?」もカジュアルな場ではよく使われますが、「Can I have~?」 のほうが少し丁寧な印象です。
2. 温度を尋ねるシンプルな聞き方:Hot or iced?
英語圏のカフェでは、注文時に飲み物の温度を確認されます。
このときに使われるのが以下の表現です。
- Hot or iced?(ホットにしますか?アイスにしますか?)
- Would you like that hot or iced?
→意味は同じですが、より丁寧な聞き方
英語では「冷たい飲み物」に cold を使うこともありますが、カフェメニューでは iced(氷入りの)という表現が一般的です。
- iced coffee(アイスコーヒー)
- iced tea(アイスティー)
- iced latte(アイスラテ)
逆に hot はそのまま「温かい」という意味で、温かい飲み物を指すのに自然に使われます。
3. 短く丁寧に希望を伝える:Iced, please.
Iced だけでも十分意味は伝わりますが、please を加えることで印象がやわらかくなり、より親切な表現になります。
- Iced, please.
- Hot, please.
- I’d like it iced, please.(より丁寧)
- I’ll have that hot, please.
どの表現も正解ですが、シーンに応じて使い分けられると理想的です。
4. ネイティブが使うカジュアル返答:One iced latte coming up.
「Coming up.」は、注文を受けた飲み物や料理をすぐに用意する・提供することを伝えるフレーズです。
- One cappuccino coming up.(カプチーノはすぐにお出しします)
- Here you go.(はい、どうぞ)
- It’ll be ready in a minute.(すぐに用意します)
5. 感謝の自然な表現:Thanks a lot.
「Thanks a lot.」 は、「Thank you.」 よりもカジュアルでフレンドリーな印象を持つ表現です。
言葉としては砕けすぎておらず、バランスの取れた感謝の言い方です。
また、他の言い方も状況によって使い分けましょう:
- Thanks so much.(ちょっとくだけた言い方)
- I appreciate it.(丁寧で心がこもった言い方)
まとめ
- Can I have a latte, please?:丁寧に飲み物を注文するための基本表現。
- Hot or iced?:温度を尋ねる際のシンプルかつ定番の聞き方。
- Iced, please. / Hot, please.:温度を短く丁寧に伝える自然な答え方。
- One iced latte coming up.:注文を受けた店員の、明るくカジュアルな返答。
- Thanks a lot.:カフェやレストランで好印象を残す感謝のひとこと。