#45 担当者不在時に伝言を頼む時の表現|英語のビジネスフレーズ

仕事で取引先の会社に電話をした時、担当者が席を外していたり、別の会議で対応できない場面はよくあります。
その際に英語で「伝言をお願いできますか?」と頼めると、行き違いを防いで円滑に仕事を進めることができます。
今回は担当者が不在の場合に使える英語の依頼表現や、伝言の内容を簡潔に伝える方法、相手の確認に答える時のフレーズを詳しく解説します。
会話例

Good afternoon. This is Yuki Sato from ABC. May I speak to Ms. Roberts, please?
(こんにちは。ABC社のユキ・サトウと申します。ロバーツさんをお願いできますか?)

I’m afraid she’s not at her desk right now. Would you like to leave a message?
(申し訳ありませんが、ただいま席を外しております。伝言をお預かりしましょうか?)

Yes, please. Could you let her know that I called regarding tomorrow’s meeting?
(はい、お願いします。明日の会議についてお電話を差し上げたとお伝えいただけますか?)

Certainly. Could you spell your name for me, please?
(かしこまりました。お名前の綴りを伺ってもよろしいですか?)

Sure. It’s Y-U-K-I S-A-T-O.
(はい、Y-U-K-I、S-A-T-O です)

Thank you. I’ll make sure she gets the message.
(ありがとうございます。おつなぎしますので、そのままお待ちください)
1. 担当者を呼び出す表現
ビジネスの電話で担当者を呼び出す時の丁寧な言い方が “May I speak to ~?” です。
- May I speak to Ms. Roberts, please?
(ロバーツさんをお願いできますか?)
“May I ~ ?” は相手に許可を求めるフォーマルな疑問文です。英語では “Call Ms. Roberts!” のように直接的な命令形は失礼にあたるため、必ず “May I ~?” または “Could I ~?” を使用します。
また、“speak to” の他に “speak with ~”も使用できますが、“speak to” の方がより礼儀正しい印象を与えます。
2. 「不在」を控えめに伝える
担当者不在を相手に伝える際は、冒頭に “I’m afraid 〜”(申し訳ありませんが〜)を付けます。
- I’m afraid she’s not at her desk right now.
(申し訳ありませんが、ただいま席を外しております)
直訳は「残念ですが」ですが、実際には相手に不都合を知らせる時の「クッション表現」の役割があります。
- I’m afraid she’s in a meeting.
(申し訳ございませんが、ただいま会議中でございます) - I’m afraid she’s unavailable at the moment.
(恐れ入りますが、現在対応できる状況にございません)
単に “She’s not here.”(彼女はいません) といった言い方だと冷たく聞こえますが、最初にクッション言葉を添えることで印象は大きく変わります。
3. 伝言を頼む・預かる時の表現
相手が不在の際、企業側の担当者がよく使うのが次の表現です。
- Would you like to leave a message?
(伝言を残されますか?)
そして伝言を依頼する側は、以下の表現を使います。
- Could you let her know that I called?
(お電話を差し上げたとお伝えていただけますか?)
“let 人 know” は「〜を知らせる・伝える」という意味の重要フレーズです。
また、折り返しの電話をお願いする際は次のように言います。
- Could you ask him to call me back?
(折り返し電話するようお伝えいただけますか?)
“call back” はビジネス電話の基本語彙で「折り返す」という意味になります。
4.「〜について」を表すビジネス表現
会話例の “regarding tomorrow’s meeting”(明日の会議について)のように、伝言を残す際はその内容を簡潔に伝える必要があります。
その際に用いるのが “regarding”(〜について)というフレーズです。
- regarding the contract
(契約について) - regarding your inquiry
(お問い合わせについて) - regarding our schedule
(スケジュールについて)
英語では “about”(〜について)も同様の使い方をしますが、“regarding”の方がフォーマルでビジネス向きです。
regarding / about はTPOに応じて使い分けましょう。
5. 名前の綴りを確認する
音声だけでは名前のスペルを理解するのは難しいため、電話では綴りの確認がよく行われます。
- Could you spell your name for me?
(お名前の綴りを伺ってもよろしいですか?)
綴りを読み上げる際は、アルファベットを正しく伝えるためのフォネティックコード(A as in Apple など)を知っておくと、より確実に伝えることができます。
- A as in Apple
- B as in Bravo
まとめ
- May I speak to ~?
→ 担当者を呼び出す時の基本フレーズ。 - I’m afraid she’s not available right now.
→ 不在を伝えるクッション表現。 - Could you let her know that I called?
→ 伝言を依頼する表現。 - regarding ~ / about ~
→ 「〜について」を伝えるビジネス向けの表現。




