【英文法#15】日時・曜日・季節の表現

語で予定やスケジュール、イベントなどについて話すとき、「〜時に」「〜曜日に」「〜月に」などの時間表現は欠かせません。
日本語では「に」という助詞で一律に表せますが、英語では前置詞(at, on, in)を使い分ける必要があります。
このレッスンでは、日時・曜日・季節の表現について、前置詞ごとの使い方のルールを例文とともに詳しく学んでいきます。
1. 時間表現の基本ルール
英語では、日本語の「〜にあう」「〜の間に」「〜までに」などに当たる表現を、前置詞を使って表します。
特に時間に関する表現では、”at”、”on”、”in” という3つの前置詞が頻出であり、「どれを選ぶか」が意味を左右する重要なポイントとなります。
1-1. 前置詞の選び方は「時間の大きさ」によって決まる
英語の時間表現では、「その出来事がどれくらいの幅をもつ時間か」を基準に、以下のように前置詞を選びます。
前置詞 | 対象となる時間 | 表す時間の「大きさ」 | 例 |
---|---|---|---|
at | 時刻や特定の瞬間 | 小さい/点のような時間 | at 6:30, at noon, at night |
on | 日付・曜日・特定の日 | 中くらい/1日単位 | on Monday, on July 1st |
in | 月・年・季節・時間帯 | 大きい/期間やまとまり | in April, in 2025, in summer |
前置詞のルールをまとめると、「小さい時間ほど at、中くらいの単位には on、大きなまとまりには in を使用」と考えると覚えやすくなります。
- at:ある「点」の時間(具体的な時刻や瞬間)
- on:特定の「日」「曜日」など、1日単位で表すもの
- in:月、年、季節など、まとまりのある「期間」
2. 前置詞のポイント解説
2-1. at:時刻や特定の瞬間に使う
1点の時間、つまりピンポイントの時刻や特定のタイミングに使うのが at です。
- at 7 o’clock(7時に)
- at noon(正午に)
- at midnight(深夜0時に)
- at the moment(この瞬間に)
「1日の中のある一瞬」に当たるものはすべて at を使うと覚えるとよいでしょう。
たとえば、「at lunch(昼食時に)」「at sunrise(日の出に)」なども該当します。
2-2. on:曜日・日付・1日単位の特定日
「1日単位」で起こる出来事には on を使います。
- on Monday(月曜日に)
- on Christmas Day(クリスマスの日に)
- on July 4th(7月4日に)
また、月と日を組み合わせた表現(on July 1st)も、1日単位の出来事なので on が使われます。
2-3. in:まとまった時間を表すときに使う
月・年・季節・午前/午後など、一定の期間を表す場合には in を使います。
- in April(4月に)
- in 2024(2024年に)
- in spring(春に)
- in the morning / afternoon / evening(朝/午後/夕方に)
「in + 時間帯(morningなど)」が基本形です。「〜という時間の中に」という感覚でとらえると分かりやすいです。
ただし「夜」だけは例外的に “at night” になる点に注意しましょう。
3. まとめ
- at は「時刻」や「瞬間」を表す(例:at 5:00、at midnight)
- on は「曜日」「日付」「特定の日」に使う(例:on Monday、on July 1st)
- in は「月」「年」「季節」「時間帯」など、まとまりのある期間に使う(例:in July、in spring、in the morning)
- 前置詞の選び方は「時間の大きさ」によって決まる。
- at night のように、例外表現にも注意が必要