関係副詞の使い方|when / where / why を用いた文のつなぎ方

英語では、2つの文をつなげて「いつ」「どこで」「なぜ」といった情報を補足するときに、関係副詞を使います。
代表的な関係副詞には when(〜するとき)/ where(〜する場所で)/ why(〜する理由で)があります。
今回は、この関係副詞の基本ルールと使い方を例文を交えて解説します。
1. 関係副詞とは?
関係副詞は、2つの文をつなぎ、先行詞(先に出てくる名詞)を修飾します。
先行詞が「時」「場所」「理由」などを表すときに使われます。
- This is the park where we played soccer.
(ここは私たちがサッカーをした公園です)
文をつなぐ点は関係代名詞(who, which, that)と同じですが、関係副詞は「時」「場所」「理由」といった副詞的な情報を補うのが特徴です。
2. 関係副詞 when の使い方
関係副詞 when は「〜するとき」という意味で、時間を表す名詞を先行詞にとります。
例えば、day(〜日)、time(〜時)、moment(瞬間)といった名詞を説明するときに使います。
- I remember the day when we first met.
(私たちが初めて出会った日のことを覚えています) - There are times when I feel lonely.
(私が孤独を感じるときもあります)
このように when 以下の節は、先行詞(the day, times)に「どんな日か」「どんな時か」という説明を加えています。
3. 関係副詞 where の使い方
where は「〜する場所で」という意味で、場所を表す名詞を先行詞にとります。
- This is the café where I usually study.
(ここは私が普段勉強するカフェです) - I know a place where you can relax.
(あなたがくつろげる場所を知っています)
ここで “where I usually study” や “where you can relax” は、それぞれ “the café” や “a place” の説明になっています。
4. 関係副詞 why の使い方
why は「〜する理由で」という意味で、先行詞には通常 “reason” がきます。
- That’s the reason why he left early.
(それが彼が早く帰った理由です) - I don’t know the reason why she is angry.
(彼女が怒っている理由はわかりません)
5. 関係副詞を使うときの注意点
関係副詞を使うときに覚えておきたいポイントは3つあります。
5-1. 関係副詞の省略
実際の会話や文章では、関係副詞は省略されることも珍しくありません。
- “the reason why” → “the reason (that) 〜”
- “the day when” → “the day (that) 〜”
特に会話では関係副詞を省略した方が、簡潔で自然に聞こえます。
5-2. 関係代名詞との違い
関係代名詞は「主語や目的語」を補いますが、関係副詞は「時・場所・理由」といった副詞的な情報を補う点で異なります。
- 関係代名詞(which, that)→ 名詞の働き(主語・目的語) を補う。
- 関係副詞(when, where, why)→ 副詞の働き(時・場所・理由) を補う。
この違いを理解しておくと、文の構造がより明確に見えてきます。
5-3. 「前置詞 + which」に置き換え可能
フォーマルな場面では、関係副詞は「前置詞 + which」に置き換えることができます。
- the day when → the day on which
- the place where → the place in which
- the reason why → the reason for which
6. まとめ
- 関係副詞 = when / where / why
- when:「〜するとき」 → 時間を表す名詞を修飾(the day when…)
- where:「〜する場所で」 → 場所を表す名詞を修飾(the place where…)
- why:「〜する理由で」 → reason を修飾(the reason why…)
- 省略される場合も多く、フォーマルな文では「前置詞 + which」に置き換えることが可能。