【英語フレーズ#23】おすすめの観光地を聞く

旅行先で「地元の人がおすすめする場所に行ってみたい」と思ったことはありませんか?
観光ガイドに載っていないスポットや、ローカルな魅力に触れるには、現地の人に「おすすめの場所はありますか?」と聞いてみるのが一番です。
英語で観光地を尋ねるときは、観光地(places to visit)という表現のほか、面白い場所(interesting places)や見どころ(things to see)など、少し言い方を変えることで、より自然で会話の広がりやすい表現になります。
このレッスンでは、観光中に地元の人におすすめを尋ねるときに使える基本フレーズや言い回し、そしてそれに対する返答の仕方などを学んでいきます。
会話例

Excuse me, do you know any good places to visit around here?
すみません、このあたりでおすすめの観光地はありますか?

Sure! You should definitely check out Borough Market. It’s very popular with both locals and tourists.
もちろん!ボロー・マーケットはぜひ行ってみてください。地元の人にも観光客にも人気なんですよ。

That sounds great. Is it far from here?
良さそうですね。ここから遠いですか?

Not at all. It’s just a 10-minute walk from here.
全然遠くありませんよ。ここから歩いて10分ほどです。

Perfect. Thanks for the tip!
ちょうど良いですね。教えてくれてありがとうございます!

You’re welcome. Enjoy your day!
どういたしまして。よい一日を!
会話のポイント解説
1. 観光地を尋ねる表現
“Do you know any good places to visit?” は、「おすすめの場所を教えてください」と言いたいときに使える基本表現です。
“Do you know ~?” を使うことで、質問が丁寧かつ柔らかくなり、初対面の人にも安心して使えます。
“any good places to visit” の部分を変えるだけで、表現の幅が広がります。
また、以下のような言い換えも可能です。
- Can you recommend any interesting places around here?
(このあたりで面白い場所を教えてもらえますか?) - Are there any must-see spots nearby?
(近くに絶対行くべきスポットはありますか?)
2. 観光地をすすめるときの言い方
“You should definitely check out ~.” は、「~は絶対におすすめです」という強調された提案のフレーズです。
You should は「~するといいですよ」「~すべきです」といった意味の助言表現です。
ここに definitely を加えることで「絶対に」「ぜひ」という気持ちが強調され、相手に「これは本当におすすめです」という熱意が伝わります。
また、”check out” はカジュアルな口語表現で、「〜を訪れてみる」「見に行く」という意味です。日常会話でよく使われます。
- You should check out the museum.
(その博物館に行ってみるといいですよ) - You have to check out the view from the tower!
(塔からの眺めは絶対見たほうがいい!)
3. 距離を尋ねるときの表現
観光地の位置を知りたいとき、シンプルで使いやすいのが “Is it far from here?” という表現です。
“Is it far ?”(それは遠いですか?)というベースの形に、“from here”(ここから)を加えることで現在地からの距離という具体性が加わります。
返答の際は、以下のような言い回しが使えます。
- Not at all. It’s very close.
(全然遠くありません。とても近いです) - It’s just a 5-minute walk.
(歩いてたった5分ですよ) - It takes about 10 minutes by bus.
(バスで10分ほどかかります)
このように、「徒歩/車/バス/電車」など、移動手段を加えて説明できると会話がより具体的になります。
4. 距離を伝える便利な言い方
“It’s just a 10-minute walk from here.” は「ここから徒歩10分ほどです」という情報を、相手に安心感を与えつつ伝える言い回しです。
just は「ほんの」「たったの」という意味で、距離や時間を短く感じさせるニュアンスを加えます。
また、“a 10-minute walk” という表現は、形容詞的に「10分の徒歩」という意味を成しています。 minute に複数形の「s」は付けないよう注意しましょう。
5. 情報へのお礼を伝えるカジュアル表現
“Thanks for the tip!” は、観光のアドバイスやローカルな情報をもらったときに、とても自然でフレンドリーに使える感謝の表現です。
tip は「チップ(心づけ)」の意味だけでなく、「ちょっとしたアドバイス」「有益な情報」という意味でも使われます。
- Thanks for the tip!(アドバイスありがとう!)
- That was a great tip.(いい情報だったよ)
カジュアルなやり取りの中で、「良いことを教えてもらった」と伝えるときに便利な一言です。
まとめ
- Do you know any good places to visit around here?:“any good + 名詞” の形で自然な聞き方に。
- You should definitely check out ~.:“check out” は観光のおすすめを伝えるカジュアルな言い回し。
- Is it far from here?:距離を聞くシンプルで便利な質問。
- It’s just a 10-minute walk from here.:“It’s just a ~” で、安心感のある案内に。
- Thanks for the tip!:情報への感謝を伝えるフレンドリーな表現。