疑問文の作り方|基本ルールと質問方法の解説
Izumi English Morning

英語では、「いくつ?」「どれくらい?」といった数や量の表現が非常によく使われます。
特に会話では、「少しある」「たくさんある」「まったくない」といった表現を自然に使えるかどうかで、言いたいことの正確さや丁寧さが大きく変わります。
今回は英語の基本的な数量詞の使い方と、可算名詞・不可算名詞の違いを解説します。
英語では、名詞が「数えられるもの(可算名詞)」か「数えられないもの(不可算名詞)」かによって使える数量詞が変わります。
| 分類 | 内容の例 | 説明 |
|---|---|---|
| 可算名詞 | book, apple, dog, chair | 1つ2つと数えられる名詞。複数形(-s)にもなる。 |
| 不可算名詞 | water, sugar, time, money, advice | 基本的に数えられない抽象名詞・物質名詞。 |
この分類により、「many と much のどちらを使うか」「few と little の違いは何か」が決まります。
以下に基本的な数量詞の組み合わせを示します:
| 数量詞 | 可算/不可算 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|---|
| some | 両方で使える | いくらかの、いくつかの | some water / some books |
| any | 両方で使える | (疑問・否定で)いくらか | any milk? / not any apples |
| many | 可算名詞 | たくさんの(個数) | many people / many countries |
| much | 不可算名詞 | たくさんの(量) | much time / much money |
| a lot of | 両方で使える | たくさんの | a lot of friends / a lot of tea |
| a few / few | 可算名詞 | 少しの/ほとんどない | a few books / few chances |
| a little / little | 不可算名詞 | 少しの/ほとんどない | a little water / little hope |
some は基本的に平叙文で使用し、「いくらかの」「いくつかの」を意味します。依頼や申し出にも使われます。
any は疑問文・否定文で使用します。「何か/いくらか/まったく〜ない」の意味になります。
many は「たくさんの〜(数)」を意味し、可算名詞と一緒に使います。
much は「たくさんの〜(量)」を意味し、不可算名詞と一緒に使います。
また、“so many”, “too much” のように、強調語(so / too / very)を伴って使われることもよくあります。
この2組のペア(few / a few、little / a little)は、“a”の有無によって意味が大きく異なります。
“a” があると「ある」ことに焦点を当て、”a” がないと「ない」ことに焦点を当てる、というニュアンスになります。
| 表現 | 意味 | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| few | ほとんど〜ない | 否定的・不足を強調 | Few students passed the test. (合格者はほとんどいなかった) |
| a few | 少しはある (十分ではないがある) | 肯定的・存在を強調 | A few students passed the test. (何人かは合格した) |
| 表現 | 意味 | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| little | ほとんど〜ない | 否定的・足りない | There is little hope. (希望はほとんどない) |
| a little | 少しはある | 肯定的・少しだけ残っている | We still have a little time. (まだ少し時間がある) |
このように、文法的には似ていても、ニュアンスの違いが会話の印象に大きく影響します。