【英文法#41】現在完了進行形(have been ~ing)

英語の現在完了進行形は、「過去から今までずっと〜している」という動作の継続を表すときに使われます。
完了形と進行形が合わさった形で、「どのくらい続けているか」「まだ続いているか」を強調できるのが特徴です。
今回は、現在完了進行形の基本ルールと、使い方のポイントを詳しく解説します。
1. 現在完了進行形
現在完了進行形は以下の形になります。
【現在完了進行形】主語 + have(has) + been + 動詞のing形
現在完了進行形は、過去から現在までの継続した行動や状態を表します。特に「どれくらいの期間続いているか」を示すときに使われることが多いです。
- I have been studying English for two years.
(私は2年間ずっと英語を勉強している)
上記の例文は、英語の勉強を始めたのは過去ですが、「勉強を今もまだ続けている」という状態を伝えています。
このように、動作がどれくらい続いているかを表すのが、現在完了進行形の役割となります。
2. 現在完了進行形の用法
2-1. 過去から現在まで動作が継続している
現在完了進行形は、「いつから続いているのか」を示す for(〜の間)/ since(〜から)と一緒に使うことが多いです。
- We have been waiting for an hour.
(私たちは1時間ずっと待っている) - She has been working here since 2010.
(彼女は2010年からここで働き続けている)
2-2. 最近の行動や習慣を表す
「ここ最近ずっと〜している」というニュアンスを出すときに使います。lately(最近)や recently(最近)と一緒に使われることが多いです。
- He has been watching too much TV lately.
(彼は最近ずっとテレビを見ている) - I have been reading a lot of books recently.
(私は最近たくさん本を読んでいる)
イメージとしては、「一時的な習慣や行動を強調している」と捉えるとわかりやすいです。
2-3. 動作の結果が現在に影響している
「過去に行った動作のせいで、今こうなっている」と伝えるときにも使います。
- I’m tired because I have been running.
(走っていたので疲れている) - She is out of breath because she has been working out.
(彼女は運動していたので息切れしている)
例文のように、過去の動作が現在の状態に直接つながっていることを示す際に現在完了進行形が役立ちます。
3. 現在完了形と現在完了進行形の違い
現在完了形(have + 過去分詞)は、動作の「完了」や「結果」「経験」を表す時制です。
継続を表す場合もありますが、現在完了進行形ほど「動作の途中感」は強くありません。
- I have studied English for two years.
(私は2年間英語を勉強してきた)
→ 勉強してきた「経験・結果」を強調
一方で現在完了進行形(have been + ~ing)は、動作が「今も続いている」ことを強調する時制です。
- I have been studying English for two years.
(私は2年間ずっと英語を勉強している)
→ 勉強が継続中であることを強調
このように、「〜してきた」という「経験」ではなく、「〜し続けている」という「継続状態」を表す際には現在完了進行形を使います。
4. まとめ
- 現在完了進行形は「主語 + have(has) + been + ~ing」で表す。
- 「過去から今までずっと〜している」という、継続を強調する構文。
- 主な使い方:
1. 過去からの継続(They have been living in Tokyo.)
2. 最近の習慣(I have been reading books lately.)
3. 行動の結果が今に影響(I’m tired because I have been working.) - 現在完了形(have + 過去分詞)が動作の「結果」や「経験」に焦点があるのに対して、現在完了進行形は動作が「どのくらい続いているか」に焦点がある。