初中級

【英文法#22】be動詞の過去形(was / were の使い方)

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青葉

英語では、過去の状態や出来事について話すときに、be動詞の過去形(was / were)を使います。

現在形では am / is / are を使いますが、これらは文の主語によって形が異なり、過去形も同様に主語に応じて was または were を使い分けます。

このレッスンでは、be動詞の過去形の使い方を、肯定文・否定文・疑問文の3つのパターンに分けて解説します。

1. be動詞の過去形とは?

be動詞は「〜である」「〜にいる」といった状態を表す、英語の基本となる動詞です。

現在形では主語によって am / is / are を使い分けますが、過去の文ではそれぞれに対応した過去形に置き換えます。

具体的には、以下のような対応になります:

主語現在形過去形
Iamwas
he / she / itiswas
you / we / theyarewere

たとえば、“I am a student.”(私は学生です)は、過去形にすると“I was a student.”(私は学生でした)になります。

2. 肯定文の作り方

be動詞の過去形を使った肯定文は、非常にシンプルです。

主語のあとに was または were を置くだけで、過去の状態や居場所、職業などを表現できます。

以下にいくつか例を挙げます。

  • I was tired yesterday.(私は昨日、疲れていました)
    → 主語が「I」なので、be動詞は was になります。
  • She was at home.(彼女は家にいました)
    → 単数の三人称 She に対しても was を使います。
  • They were happy.(彼らは幸せでした)
    → They は複数形のため、were が使われます。
  • You were late.(あなたは遅刻しました)
    → You は単数でも複数でも were を使うという特徴があります。

これらのように、主語が何であるかによってbe動詞の過去形を選ぶのがポイントです。

3. 否定文の作り方

be動詞の過去形を使った否定文では、was または were のあとに「not」をつけます。

  • was not(短縮形:wasn’t)
  • were not(短縮形:weren’t)

例文を見てみましょう:

  • He was not at the station.(彼は駅にはいませんでした)
    → He に合わせて was を使い、否定の not を追加します。
  • They were not ready.(彼らは準備ができていませんでした)
    → They は複数なので were を使い、同じく not で否定します。
  • I wasn’t hungry.(私はお腹が空いていませんでした)
    → was not の短縮形 wasn’t は口語でよく使われます。
  • You weren’t late.(あなたは遅刻していませんでした)
    → were not の短縮形 weren’t を使用します。

日常会話では短縮形がよく使われるため、wasn’t / weren’t の形もぜひ覚えておきましょう。

4. 疑問文の作り方

be動詞の過去形を使った疑問文では、was / were を主語の前に出すことで文を作ります。

疑問文では語順に注意しましょう。

  • Was she angry?(彼女は怒っていましたか?)
  • Were you busy yesterday?(あなたは昨日、忙しかったですか?)
  • Was he at school today?(彼は今日、学校にいましたか?)

このように、「be動詞 + 主語 + 残りの文」という語順になります。答えるときは、以下のように返します。

  • Yes, she was. / No, she wasn’t.
  • Yes, they were. / No, they weren’t.

また、疑問詞(Where, Why など)を使えば、情報を求める疑問文を作ることもできます。

  • Where was he yesterday?(彼は昨日どこにいましたか?)
  • Why were you sad?(なぜあなたは悲しかったのですか?)

5. まとめ

  • be動詞の過去形は主語によって was / were を使い分ける。
  • 「I, he, she, it」には was、「you, we, they」には were を使用。
  • 否定文は was not / were not(短縮形:wasn’t / weren’t)。
  • 疑問文では was / were を主語の前に出す
  • 短縮形や疑問文の形も、会話では頻繁に使われるため慣れておこう。
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