#13 There is / There are の使い方|存在を表す構文の基本ルール
Izumi English Morning

英語の疑問文には、単に情報を尋ねるだけでなく、相手に確認したり、驚きを込めたりするための形があります。それが否定疑問文です。
否定疑問文は「〜ではないのですか?」「〜じゃないの?」といった表現で、会話のニュアンスを豊かにする重要な文型です。
今回は、否定疑問文の作り方と使い方を具体的に解説していきます。
否定疑問文は、普通の疑問文に not を加えて作ります。形には大きく分けて2種類あります。
短縮形は日常会話で自然に使われる形です。一方、not を残す形はフォーマルな場面や丁寧なニュアンスを出したいときに使われます。
「そうだと思っていたのに、違うの?」というニュアンスを伝えるときに使います。
単なる「事実を尋ねる疑問文」とは違い、話し手の驚きや予想が込められているのが特徴です。
否定疑問文を使うと、勧誘や提案がより丁寧でやわらかい響きになります。
普通に “Will you join us?” と聞くよりも控えめで礼儀正しい響きになります。
「そうだよね?」と同意を確認したいときにも使えます。
自分の意見を前提にして確認するときに便利です。
否定疑問文のややこしい点は、Yes / No の答え方です。日本語の感覚で答えると誤解を生みやすいので注意が必要です。
日本語の「はい/いいえ」と対応が違って感じられることがあります。日本語の場合、「ピザが好きじゃないの?」と聞かれたら、次のように答えるのが自然ですよね。
つまり、日本語では「質問の否定部分」に同意するかどうかで Yes / No が決まります。
一方で英語ではYes / No はあくまで事実に対する返答になります。
つまり、「Yes = (好きという事実の)肯定」「No = 否定」という原則を意識すると混乱しにくくなります。