会話フレーズ

#11 海外の祝日について尋ねる時の表現|英語の生活フレーズ

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Izumi

旅行先や語学学校での会話、オンライン英会話のレッスンなどで、「その国の祝日」について話題にすることはよくあります。

たとえば、「この国ではどんな祝日があるの?」「家族で何をするの?」「プレゼントを贈るの?」など、祝日をきっかけに文化や習慣の違いを知ることができ、会話も自然に広がります。

ここでは海外の祝日について尋ねるときに使える基本フレーズと、その応答例、会話を広げるコツなどを詳しく解説します。

会話例

A
A

Do you celebrate any national holidays in your country?
(あなたの国では何か祝日を祝いますか?)

B
B

Yes, we have several. The biggest one is Independence Day in July.
(はい、いくつかあります。一番大きいのは7月の独立記念日です)

A
A

How do you usually celebrate it?
(ふだんはどうやって祝うんですか?)

B
B

We have fireworks, barbecues, and family gatherings. It’s a fun day!
(花火をしたり、バーベキューや家族で集まったりします。楽しい日ですよ)

A
A

That sounds great! Do you give gifts like at Christmas?
(素敵ですね!クリスマスみたいにプレゼントを贈ったりもしますか?)

B
B

No, not really. It’s more about spending time together.
(いいえ、そういう感じではありません。一緒に過ごすことがメインです)

1. 「祝う」の基本動詞 celebrate

celebrate は「祝う」「記念する」という意味の英単語で、誕生日や記念日、祝日など、特別な日をポジティブに過ごす行動を表す動詞です。

この単語の使い方はとてもシンプルで、「celebrate + 名詞」の形で使います。

  • We celebrate Christmas with our family.
    (私たちは家族とクリスマスを祝います)
  • They celebrated their anniversary last weekend.
    (彼らは先週末、結婚記念日を祝いました)

また、celebrate には「楽しく過ごす・思い出を共有する」といった、ポジティブなニュアンスが含まれています。

宗教的・国民的な行事だけでなく、卒業や就職祝い、出産などの個人的な出来事にも広く使うことができます。

2. 「祝日はありますか?」と聞く定番フレーズ

“Do you celebrate any national holidays?” は、相手の国や地域の文化・風習に関心があることを伝える質問です。

“any national holidays” は「どんな祝日でも」を意味し、複数の祝日があるかどうかを聞いています。

any を入れることで「何か1つでもあれば教えて」という柔らかいニュアンスが加わります。

別の質問表現
  • Are there any important holidays in your country?
    (あなたの国には何か重要な祝日はありますか?)
  • What national holidays do you usually celebrate?
    (ふだんどんな祝日を祝いますか?)

3. 「どんなふうに祝うか」を聞く

“How do you ~?”(どうやって〜するの?)は、相手に何かをたずねる際に使える構文です。

“How do you usually celebrate it ?” のように、usually を入れることで恒例の習慣であることが強調されます。

また、“How do you spend ~?”(どうやって過ごしますか?)という表現もよく使われます。

4. 贈り物文化についての質問

“Do you give gifts 〜?” というフレーズでは、give gifts(プレゼントを贈る)という習慣があるかをたずねています。

  • Do you give gifts like at Christmas?
    (クリスマスみたいにプレゼントを贈ったりもしますか?)

“like at Christmas を加えることで、「たとえばクリスマスのように」という、具体例を通して相手がイメージしやすくなる工夫がされています。

  • Do you give gifts on that day?
    (その日はプレゼントを贈りますか?)
  • Is it common to exchange presents?
    (プレゼントの交換は一般的ですか?)

このような質問を通して、文化的な習慣や価値観の違いについて深く知るきっかけが生まれます。

5. 行事の本質を説明する表現

“It’s about ~” は、「〜が中心です/〜に関する行事です」を意味する表現です。

この表現は「何をするか」ではなく、「何のためにあるのか」という行事の目的や意味に焦点を当てた言い方です。

  • It’s about remembering our history.
    (それは歴史を思い出す日です)
  • It’s more about family than religion.
    (宗教よりも、家族と過ごすことのほうが大事な日です)

このように、“be about ~” の構文を使うことで、自分の文化や考え方を相手に丁寧に説明することができます。

まとめ

  • Do you celebrate any national holidays?
    → 「祝日は何かありますか?」と文化的な話題を始める質問。
  • How do you usually celebrate it?
    → 「どんなふうに祝うの?」と、行事の具体的な内容を尋ねる便利な構文。
  • Do you give gifts like at Christmas?
    → 贈り物の有無を尋ねて文化的な違いを深掘りする表現。
  • It’s about spending time together.
    → 「一緒に過ごすことがメイン」と、行事の意味をやさしく説明する言い方。
  • Celebrate / fireworks / gatherings
    → 祝いやイベントの表現。

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