#2 図書館で本を借りる時の表現|英語の生活フレーズ

図書館で英語の本を探していて、「この本を借りたいのですが」と伝える場面は、実は意外とよくあります。
英語圏の図書館では、貸し出し手続きや利用ルールを尋ねたり、スタッフに話しかけたりすることも少なくありません。
今回は図書館で本を借りる際に使える基本的な英語フレーズ、会話をスムーズに進めるためのポイントなどを解説します。
会話例

Excuse me, I’d like to borrow this book.
(すみません、この本を借りたいのですが)

Sure. Do you have a library card?
(はい。図書館のカードはお持ちですか?)

Yes, here it is.
(はい、こちらです)

Thank you. The due date is in two weeks.
(ありがとうございます。返却期限は2週間後です)

Got it. Can I renew it online if I need more time?
(わかりました。もし延長したいときはオンラインでできますか?)

Yes, you can renew once through our website.
(はい、1回だけウェブサイトから延長できます)

Perfect. Thanks for your help.
(よかったです。ありがとうございました)

You’re welcome. Enjoy your reading!
(どういたしまして。読書をお楽しみください!)
1. 日常会話で使える万能表現:I’d like to ~
“I’d like to ~” は “I would like to” の短縮形で、英語ではとてもよく使われる丁寧な言い回しです。
特に、公共施設やサービスを利用する場面(図書館、ホテル、レストラン、空港など)では欠かせません。
- I’d like to borrow this book.
(この本を借りたいのですが) - I’d like to ask a question.
(質問したいのですが) - I’d like to make a reservation.
(予約をしたいのですが)
「〜したい」という希望を伝える点では “I want to〜” と同じですが、“I’d like to〜” の方が控えめで丁寧な印象になります。
2. 持ち物や証明書の有無を尋ねる
図書館の受付や貸出カウンターでは、本人確認や登録状況を確認するために “Do you have ~?” という表現がよく使われます。
この表現は、「あなたは〜を持っていますか?」という所有を確認する質問文です。
- Do you have a library card?
(図書館カードはお持ちですか?) - Do you have any overdue books?
(延滞している本はありますか?) - Do you have an ID with you?
(身分証をお持ちですか?)
この構文は、図書館に限らず、病院、空港、ホテルなどでもよく使われます。英語で手続きの場に出るときには、特に覚えておきたい表現です。
3. 返却期限を伝えるときの決まり文句
“due date” は「締め切り」や「期日」を意味する表現で、図書館では「返却期限日」の意味で使われます。
- The due date is in two weeks.
(返却期限は2週間後です) - The due date is on April 5th.
(返却日は4月5日です)
ここでの in two weeks は「今から2週間後に」という意味です。
期間を表す前置詞として 「in」 を使います。
4. 延長手続きに関する丁寧な質問
renew は「更新する」「延長する」といった意味を持つ動詞で、図書館では本の貸出期間を延長するときによく使われます。
- Can I renew it online?
(オンラインで延長できますか?)
他にも次のような言い換えも可能です:
- Is it possible to renew this book?
(この本を更新することは可能ですか?) - Can I extend the due date?
(期日を延長できますか?)
5. 自然な感謝の言い回し
スタッフとの会話の締めくくりには、“Thanks for your help.” のような一言があると、丁寧で好印象です。
シンプルですが、公共の場でのやりとりを円滑に進める大切なフレーズです。
- Thanks for your help.
(ご対応ありがとうございました) - Thank you for your assistance.
(ご協力ありがとうございました)
→ よりフォーマルで、ビジネスや丁寧な対応へのお礼に適している
さらにカジュアルな場面では、以下の表現も使われます。
- Thanks a lot.(どうもありがとう)
- Appreciate it.(感謝します)
→主語の「I」を省略した口語的な表現
自分の気持ちや状況に合わせて表現を使い分けましょう。
まとめ
- I’d like to borrow this book.
→ 「この本を借りたいのですが」という丁寧な申し出表現。 - Do you have a library card?
→ 図書館での本人確認や貸出条件を確認するための定番フレーズ。 - The due date is in two weeks.
→ 「返却期限は2週間後です」という期限の案内。 - Can I renew it online?
→ 「オンラインで延長できますか?」という便利な質問表現。 - Thanks for your help.
→ 丁寧で自然な感謝の言葉。会話の締めくくりに最適。




