#28 住まいのトラブルを管理人に伝える|英語の生活フレーズ

海外で暮らしていると、電気がつかなくなったり、水道が止まってしまったりといった日常的なトラブルが発生することがあります。
そんなとき、管理人に英語で状況を説明できれば、素早く対応してもらいやすくなります。
今回は住まいのトラブルを伝えるための英語表現や、修理依頼の仕方、トラブルの内容を具体的に説明する言い方などを解説していきます。
会話例

I’m having some trouble with the electricity in my apartment.
(こんにちは。部屋の電気に不具合があるのですが)

I’m sorry to hear that. What seems to be the problem?
(それは大変ですね。どのような問題ですか?)

The lights in the kitchen won’t turn on. I’ve already tried replacing the bulb, but it didn’t help.
(キッチンの照明がつかないんです。電球を交換してみたんですが、直りませんでした)

I see. I’ll have someone check it this afternoon.
(わかりました。今日の午後に誰かを向かわせますね)

Thank you. Also, the bathroom faucet is leaking a little.
(ありがとうございます。あと、バスルームの蛇口から少し水が漏れているんです)

Got it. I’ll have the plumber take a look at that, too.
(了解しました。配管業者にも見てもらいましょう)
1. 住まいのトラブルを伝えるときの基本構文
“I’m having trouble with ~.”は、「~に問題がある」と伝えたいときに使えるフレーズです。
trouble の後ろに 「with + 対象物(the light / the sink など)」を置くことで、何の問題か明確に伝えられます。
さらに現在進行形を使うことで、「まさに今その問題が起きている」「継続的に困っている」ニュアンスを表せます。
- I’m having trouble with the electricity.
(電気にトラブルがあります) - I’m having trouble with the heating system.
(暖房設備がうまく作動しません)
この表現は電気や水道だけでなく、インターネットや給湯器など、あらゆる住居設備に応用可能です。
2. 具体的な症状の説明に使える表現
問題の種類を具体的に説明するために使える動詞や表現を紹介します。
2-1. won’t turn on(電源が入らない)
「電気がつかない」という症状を説明する際、助動詞 won’t(= will not)を使って「スイッチを入れても反応しない」ことを伝えます。
- The heater won’t turn on.
(ヒーターがつきません) - The washing machine won’t start.
(洗濯機が動きません)
2-2. is leaking(漏れている)
「蛇口から水が漏れている」といった水回りのトラブルには leak(漏れる)という動詞を使います。
- The pipe under the sink is leaking.
(シンク下のパイプから水が漏れています) - There’s a small leak in the bathroom.
(バスルームに小さな水漏れがあります)
「漏れている量が少しだけ」という場合は、a little や slightly といった副詞を追加します。
2-3. I’ve already tried ~, but …(~を試しましたが…)
「〜は自分で試したが、直らなかった」と伝えることで、相手に状況をより正確に理解してもらえます。
- I’ve already tried replacing the bulb, but it didn’t help.
(電球は交換しましたが、改善しませんでした) - I’ve already restarted the router, but the internet still doesn’t work
(ルーターを再起動しましたが、まだネットがつながりません)
現在完了形(have + 過去分詞)を使うことで、「すでに何かを行った」という完了のニュアンスが出ます。
3. 修理の手配をする表現
管理人の側がよく使う表現に、“I’ll have someone / a plumber ~.”(~を呼んで対応させます)という言い方があります。
- I’ll have someone check it.
(誰かに確認させます) - I’ll have the electrician look at it.
(電気技師に見てもらいます) - I’ll have the plumber take a look.
(配管業者に見てもらいます)
「have + 人 + 動詞の原形」は使役構文と呼ばれ、「人に何かをさせる」ことを意味します。依頼や対応の文脈で非常に役立つ表現です。
4. 追加の問題を伝えるときのフレーズ
1つの問題を伝えたあと、別の問題を追加したいときには “Also,” や “By the way,” を使うとスムーズです。
- Also, the faucet is leaking a little.
(それと、蛇口から少し水が漏れています) - By the way, the heater is not working properly.
(ところで、ヒーターの調子も良くないです)
このように、複数のトラブルを整理して伝えることで、相手も対応しやすくなります。
まとめ
- I’m having trouble with ~:「〜にトラブルがあります」と状況を伝える表現。
- The light won’t turn on.:「電気がつかない」など機器が反応しない状況を伝える表現。
- The faucet is leaking.:水漏れを伝えるときに便利な表現。leak は「漏れる」という動詞。
- I’ve already tried ~, but …:「すでに〜を試しましたが…」と自分の対応を伝えつつ、相手の対応を促す丁寧な構文。
- I’ll have someone take a look.:「誰かに見に行かせますね」といった対応を約束する丁寧な言い回し。




