会話フレーズ

#61 取引後にフォローアップする時の表現|英語のビジネスフレーズ

image
Izumi

取引が成立したあとにフォローアップを行うことは、ビジネス関係を継続させ、信頼を積み上げるうえで非常に重要です。

英語でフォローアップをする際は、「丁寧に連絡しつつ、相手の負担にならない言い方を選ぶ」「次のステップを明確にする」「進捗共有の姿勢を示す」という3つがポイントです。

ここでは、取引後のフォローアップに使える実践的な英語表現を解説していきます。

会話例

A
A

I wanted to follow up on the agreement we finalized last week. Have you had a chance to review the documents I sent?
(先週締結した契約についてフォローアップしたくご連絡しました。送付した資料はご確認いただけましたか?)

B
B

Yes, I went through them yesterday. Everything looks good so far.
(はい、昨日確認しました。今のところ問題ありません)

A
A

Great to hear. Would you like me to prepare the next set of materials, or should we wait for your internal approval first?
(それは良かったです。次の資料を準備したほうがよいですか? それともそちらの社内承認を待ったほうがよいですか?)

B
B

Please go ahead and prepare them. It would be helpful if we could receive them by Friday.
(準備を進めてください。金曜日までにいただけると助かります)

A
A

Sure, I’ll send everything by then. I’ll keep you updated if anything comes up.
(承知しました。その日までにすべてお送りします。何かあれば随時ご連絡します)

1. フォローアップの丁寧な始め方

フォローアップを行う際はいきなり本題に入るのではなく、前置きを入れることで、相手側も聞く準備ができます。

  • I wanted to follow up on ~
    (〜についてフォローアップしたくご連絡しました)

ここでは “wanted to” と過去形にしている点がポイントです。

過去形は “過去に思っていたことを今伝える” という形なので、「今すぐ対応してほしい」という印象が弱まり、丁寧な間接表現になります。

他にも以下の表現が使えます:

  • Just checking in regarding ~
    (〜について軽く確認です)
  • I’m reaching out to follow up on ~
    (〜についてフォローアップのためご連絡しました)

フォローアップの目的を最初に示すと、相手も話の流れを掴みやすくなります。

2. 相手の進捗を確認する

フォローアップでは、相手側の進捗を尋ねる必要がありますが、直接 “Did you review the documents?”(書類を確認しましたか?)と聞くと、やや強引な印象になります。

そこで役立つのがこのフレーズです。

  • Have you had a chance to review the documents?
    (資料をご確認いただけましたか?)

この表現は「お時間があればで構いませんが確認いただけたでしょうか」という控えめなニュアンスがあります。

3. 次のステップを提案する

フォローアップの際は「次に何をするか」を明確にすることで、今後のやり取りもスムーズになります。

  • Would you like me to prepare the next set of materials?
    (次の資料を準備しましょうか?)

“Would you like me to ~?” は相手の意向を尊重しながら提案する言い方で、丁寧・柔らかい・押し付けない、という三拍子そろった万能表現です。

さらに選択肢を提示すると、相手が答えやすくなります。

  • or should we wait for your internal approval first?
    (それともそちらの社内承認を待つべきでしょうか?)

このように、提案と質問を組み合わせると、相手の判断を引き出しやすくなります。

4. 進捗を共有する姿勢を示す

フォローアップの締めとして、自分の今後の行動を明確に伝えることで、相手に安心感を与えられます。

  • I’ll keep you updated if anything comes up.
    (何かあれば随時ご連絡します)

“keep you updated” で「進捗があればこちらから連絡します」という前向きな姿勢を示します。

他の類似表現も覚えておくと、顧客との関係維持に役立ちます。

  • I’ll let you know as soon as anything changes.
    (変更があればすぐにお知らせします)
  • I’ll keep you posted.
    (状況が進んだら連絡します)
  • I’ll follow up again later this week.
    (今週中に再度フォローアップします)

まとめ

  • I wanted to follow up on ~
    → フォローアップの導入として最適。
  • Have you had a chance to ~?
    → 相手の確認状況を控えめに尋ねる聞き方。
  • Would you like me to ~?
    → 次のステップを提案し、相手の希望を尊重する表現。
  • I’ll keep you updated.
    → 進捗共有の姿勢を示し、信頼を高める締めのフレーズ。
記事URLをコピーしました