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【英語フレーズ#8】飛行機の遅延について尋ねる

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青葉

空港で飛行機を待っているとき、搭乗予定の便が遅れているという状況に遭遇することもあります。

その際に、「この便は遅れていますか?」「何時に出発しますか?」といったやりとりが英語でできると、現地のスタッフとのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。

このレッスンでは、フライトの遅延について尋ねたり、最新の出発状況を確認したりする場面で使える英語表現と、文法的なポイントを学んでいきます。

会話例

A
A

Excuse me, is the flight to Tokyo delayed?
すみません、東京行きの便は遅れていますか?

B
B

Let me check… Yes, it’s delayed by two hours due to bad weather.
確認しますね……はい、悪天候のため2時間遅れています。

A
A

Oh, I see. Will it still depart today?
そうなんですね。今日中には出発しますか?

B
B

Yes, it’s now scheduled to depart at 6:45 p.m.
はい、現在の予定では午後6時45分出発です。

A
A

Thank you for the information.
ご案内ありがとうございます。

B
B

You’re welcome. Please listen for announcements.
どういたしまして。アナウンスにご注意ください。

重要フレーズの紹介

Is the flight to Tokyo delayed?(東京行きの便は遅れていますか?)

「Is the flight to + 都市名 + delayed?」 の形で、目的地行きの便が遅れているかどうかを尋ねる定番表現となります。

It’s delayed by two hours.(2時間遅れています)

「be delayed by + 時間」で「〜時間遅れている」という表現になります。遅延時間の伝達に使えます。

Due to bad weather.(悪天候のためです)

「due to + 理由」 で「〜のために」という原因説明の定型句。フォーマルな文脈でよく使われます。

Will it still depart today?(今日中に出発しますか?)

still を使って「予定通り出発するのか、それともキャンセルか」を確認する丁寧な表現です。

It’s scheduled to depart at ~.(~に出発予定です)

「be scheduled to + 動詞」 で「〜する予定である」というフォーマルな言い回し。航空業界の案内などで多用されます。

Please listen for announcements.(アナウンスにご注意ください)

空港内の案内でよく聞く定番表現。スタッフからの注意喚起や案内時に使われます。

文法のポイント解説

1. フライトの遅れを尋ねる表現:Is the flight to Tokyo delayed?

この表現は、「目的地 + delayed」という構造で、簡潔に「便が遅れているかどうか」を確認する定番フレーズです。

主語は the flight to Tokyo(東京行きの便)で、the flight に 「to + 都市名」 を加えることで、「どこ行きか」を明確にします。

そして、述語部分は be動詞 + 過去分詞(受動態)からなる is delayed となります。

ここの受動態は、「遅れる」という動作の結果を表しています。

「誰かが遅らせた」というより、「遅れている状態になっている」というニュアンスです。

類似表現
  • Has the flight been delayed?(この便は遅れていますか?)
    →現在完了の受動態。「(すでに)遅れてしまったのですか?」という丁寧な響きがあります。

2. 遅延理由の伝え方:due to ~

due to + 名詞/名詞句」は、「〜のために」「〜が原因で」を意味します。

フォーマルで丁寧な言い回しであり、ビジネスシーンや公共の場面でよく使われます。

  • due to bad weather(悪天候のため)
  • due to a mechanical issue(機械の不具合による)
  • due to staff shortage(スタッフ不足のため)

会話ではもう少しカジュアルな「because of 〜」を使っても大丈夫ですが、案内の受け答えでは「due to 〜」がよく使われます。

3. 「~する予定です」を表す構文:be scheduled to 〜

「It’s scheduled to depart at ~.」 は、予定を丁寧に伝えるときの定型句です。

be scheduled to + 動詞の原形」で、「~する予定です」となります。

  • It’s scheduled to arrive at 9:00 a.m.(午前9時に到着する予定です)
  • The meeting is scheduled to start at noon.(会議は正午に始まる予定です)

「スケジュールとしてそうなっている」というニュアンスなので、ビジネスや公共施設での案内にもよく使われます。

4. still を使った確認表現

「Will it still depart today?」という表現は、「遅れているけれど、それでも出発はするのか?」という確認をするためのものです。

Will + 主語 + still + 動詞?」で「まだ~する予定ですか?」と言う意味になります。

ここの still は「それでもなお」「変わらずに」を意味する副詞です。

「予定変更があっても出発はするのか?」という含みを持たせることができます。

5. アナウンスに注意を促すフレーズ

「Please listen for announcements.」は、空港や駅、病院などでよく使われる注意喚起の表現です。

「listen for ~」は「〜を聞き逃さないようにする/注意して聞く」という意味です。

「音楽や人の声を聞く」という意味の「listen to 〜」との違いに注意しましょう。

類似表現
  • Please pay attention to announcements.(アナウンスにご注意ください)
  • Please stay tuned for further updates.(続報をお待ちください)

どれも丁寧でフォーマルな場面に適しています。

まとめ

  • Is the flight to Tokyo delayed?:「東京行きの便は遅れていますか?」という遅延確認の基本表現。
  • It’s delayed by two hours.:「2時間遅れています」など、遅延時間の伝え方。
  • Due to bad weather.:「悪天候のために」など、遅延理由を説明するフレーズ。
  • It’s scheduled to depart at ~.:「~に出発予定です」と予定時刻を伝えるフォーマル表現。
  • Please listen for announcements.:「アナウンスに注意してください」という公共の案内で定番の一言。
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