#30 物件探しで不動産に問い合わせる時の表現|英語の生活フレーズ

引っ越しや留学などで新しい街に住むことになったとき、現地の不動産会社に連絡してアパートの情報を集めるのはとても重要です。
そんな場面で、自分の希望条件(家賃、立地、間取りなど)を英語で伝えたり、空き物件について尋ねたりするフレーズを知っておくと、スムーズにやり取りができます。
今回は、不動産会社への問い合わせに役立つ英語表現や、文法的なポイントを会話例とともに解説します。
会話例

Hello, I’m looking for a one-bedroom apartment near the city center.
(こんにちは。市の中心部付近で1LDKのアパートを探しています)

Sure. What’s your budget range?
(かしこまりました。ご予算はどのくらいでしょうか?)

Ideally, under $1,200 a month.
(できれば月1,200ドル以下が希望です)

I see. Are you looking for a furnished or unfurnished place?
(承知しました。家具付きのお部屋をご希望ですか?それとも家具なしでしょうか?)

Furnished would be better. I’ll be staying for about six months.
(家具付きの方が助かります。滞在はだいたい6ヶ月の予定です)

Got it. I’ll email you some listings that match your criteria.
(かしこまりました。ご希望に合う物件をいくつかメールでお送りしますね。)
1. 希望条件を伝える表現
“I’m looking for ~” は、サービスや物を探していることを伝える基本の構文です。
- I’m looking for a one-bedroom apartment near the city center.
(市の中心部付近で1LDKのアパートを探しています)
この表現は「今まさに探している」という進行中の状態を示すため、現在進行形(be動詞 + looking for)を使います。
「何を探しているのか」は for の後ろに置き、「どこで」は場所を表す副詞句(例:near the university, in Brooklyn)を加えて具体性を持たせます。
- I’m looking for a quiet neighborhood.
(静かな地域を探しています) - I’m looking for a pet-friendly apartment.
(ペット可のアパートを探しています)
2. 予算について尋ねる・伝える
不動産のやりとりでは予算確認が不可欠です。
- What’s your budget range?
(ご予算の範囲はどのくらいですか?)
“budget range” という表現で「幅」を示すことで、相手に柔軟な提案を促します。
返答には以下のような言い方がよく使われます。
- Ideally, under $1,200 a month.
(理想としては月1,200ドル以下が希望です)
ideally(理想としては)を文頭に置くことで、相手に配慮しながら希望条件を述べることができます。
その他の表現も確認しましょう。
- My budget is around $1,000.
(予算は約1,000ドルです) - I’d prefer something under $900 if possible.
(できれば900ドル以下が希望です)
3. 家具付きかどうかを確認する
住まいを探すとき、furnished(家具付き)か unfurnished(家具なし)を確認されることがあります。
- Are you looking for a furnished or unfurnished place?
(家具付きの部屋をご希望ですか?家具なしですか?)
furnished place は、ベッド・テーブル・椅子などが備え付けられている部屋のこと。特に短期滞在や留学では便利です。
- Furnished would be better.
(家具付きの方が良いです) - Unfurnished is fine. I already have furniture.
(家具なしで大丈夫です。家具は持っているので)
このように、“would be better” を使うと、希望を丁寧に伝えられます。
4. 滞在期間を伝える
滞在期間を尋ねられた際には、“I’ll be staying for ~” を使って答えます。
- I’ll be staying for about six months.
(6ヶ月ほど滞在する予定です)
ここでは “will + be + ~ing” という未来進行形を使い、「予定されている継続的な行動」を表します。
- I’ll be staying for one year.
(1年間滞在します) - I’ll be in the city for just a few weeks.
(数週間の滞在予定です)
5. 条件に合う物件の紹介
希望する条件に合う物件の紹介を受ける場合、担当者から以下のような提案をされることもあります。
- I’ll email you some listings that match your criteria.
(ご希望条件に合った物件をいくつかメールでお送りします)
listing は、不動産で「物件情報・リスト」を指す業界用語です。
criteria は「希望条件」(単数形は criterion)を意味し、“match your criteria” で「あなたの条件に合う」となります。
まとめ
- I’m looking for ~:自分の希望条件を伝える際の基本表現。
- What’s your budget range?:予算を確認する際に使える実用的な質問表現。
- Furnished or unfurnished?:「家具付きか家具なし」かを尋ねる定番のフレーズ。
- I’ll be staying for ~.:滞在期間を伝えるときの丁寧な表現。
- I’ll email you some listings that match your criteria.:条件に合った物件を提案する際の定番フレーズ。




