#58 見積もりを依頼する時の表現|英語のビジネスフレーズ

業務で外部パートナーやサービス提供会社に依頼をする際、まず必要となるのが「見積もり」の提示です。
英語で見積もりを依頼する場合は、依頼の目的・必要な情報・希望納期などを明確に伝えることが大切です。
今回は丁寧な依頼の仕方から、費用の条件や納期の確認方法まで、ビジネスで使える英語表現を解説します。
会話例

Could you prepare a quote for the new website project?
(新しいウェブサイト制作プロジェクトの見積もりをお願いできますか?)

Sure. What specific features do you need included?
(もちろんです。どの機能を見積もりに含めればよいですか?)

We need a homepage, a blog section, and a contact form. Could you also estimate the maintenance cost?
(トップページ、ブログ機能、お問い合わせフォームが必要です。保守費用も合わせて見積もってもらえますか?)

No problem. When do you need the quote?
(わかりました。見積もりはいつまでに必要ですか?)

By Friday would be great. If you need more details, I can send the full requirements document.
(金曜日までにいただけると助かります。必要であれば、要件書もお送りします)

That would help. I’ll send you the quote as soon as it’s ready.
(それは助かります。準備でき次第、見積もりをお送りします)
1. 見積もりを依頼する
見積もりを依頼する際は、単純に “Give me a quote.” と言うのではなく、“Could you ~ ?” を使って丁寧に協力を求めましょう。
- Could you prepare a quote for ~?
(〜の見積もりをお願いできますか?)
“prepare a quote” は「見積もりを作成する」という英語表現で、メールや会話でもよく使われます。
他の表現としては次のようなものがあります:
- Could you give me an estimate for ~?
(〜の見積もりをいただけますか?) - I’d like to request a quote for ~.
(~の見積もりをお願いしたいのですが)
見積もり依頼は相手に作業負担をお願いする行為のため、控えめな表現で依頼した方が関係も良くなります。
2. 必要な項目を明確に伝える
見積もりの正確さは、依頼側がどれだけ明確に要件を伝えられるかに大きく左右されます。
会話例では次のように、必要な機能を箇条書きに近い形で簡潔に提示しています。
- We need a homepage, a blog section, and a contact form.
(トップページ、ブログ機能、お問い合わせフォームが必要です)
さらに、追加で費用発生が見込まれる項目を依頼したいときは:
- Could you also estimate the maintenance cost?
(保守費用も見積もってもらえますか?)
この “also estimate” はとても便利で、「別の項目もお願いします」というニュアンスを自然に示すことができます。
3. 見積もり提出の期限を確認する
依頼された側も自身のスケジュールに合わせて作業する必要があるため、「見積もりをいつまでに必要としているか」の確認は欠かせません。
- When do you need the quote?
(見積もりはいつまでに必要ですか?)
依頼側が答える際の言い方としては:
- By Friday would be great.
(金曜日までにいただけると助かります)
“By Friday” は「金曜日中に」という意味で、期限の指示として頻繁に使われます。
期限を表す他の関連表現も確認しましょう。
- As soon as possible would be appreciated.
(できるだけ早いと助かります) - By early next week would work well.
(来週前半までで大丈夫です) - Could you send it by the end of the day?
(今日中に送ってもらえますか?)
期限を明確にすると、お互いに作業の優先順位が立てやすくなります。
4. 追加資料を提供する
見積もり依頼では、必要に応じて要件書や仕様書を提供することが重要です。
- If you need more details, I can send the full requirements document.
(詳細が必要であれば、要件書をお送りします)
ポイントは “if you need more details” という前置きです。押し付けがましくならないよう、「必要なら提供します」と申し出ることで、相手側の事情を尊重する姿勢が伝わります。
さらにもう一歩踏み込んで協力姿勢を示す場合は、次のように言います。
- Feel free to ask if you need clarification on anything.
(何か不明点があれば遠慮なく聞いてください) - I can provide samples if needed.
(必要であればサンプルも提供できます)
まとめ
- Could you prepare a quote for ~?
→ 見積もり依頼の基本となる丁寧な表現。 - We need ~ included.
→ 見積もりに含めたい項目を具体的に伝えることで誤解を防ぐ。 - When do you need the quote?
→ 提出期限を確認するための質問。日付を明確にすることが重要。 - If you need more details, I can send the requirements document.
→ 相手の作業を助ける追加資料提供の申し出。




