#51 同僚に相談する時の表現|英語のビジネスフレーズ

仕事を進めるなかで、同僚に意見を求めたり、悩みを共有して助言をもらったりする場面は日常的にあります。
英語で相談を持ちかける際には、「相手の時間を尊重する姿勢」と「相談内容の明確さ」が重要です。
今回は自然に相談を始める言い方から、困っている内容の説明、助言を受ける際の表現まで、職場で使える英語表現を紹介します。
会話例

Hi, do you have a minute? I need your advice on something.
(ねえ、少し時間ある?ちょっと相談したいことがあるんだ)

Sure, what’s going on?
(いいよ。どうしたの?)

I’m working on the proposal for next week’s meeting, but I’m not sure about the structure.
(来週の会議用の提案書を作っているんだけど、構成に少し自信がなくて)

I see. Do you want me to take a quick look at it?
(なるほど。少し見てみようか?)

Yes, that would be really helpful. I want to make sure the main points are clear.
(ぜひお願い。主要なポイントがわかりやすいか確認したくて)

No problem. Send it to me, and I’ll give you some feedback.
(大丈夫だよ。送ってくれたらフィードバックするね)

Thanks a lot. I really appreciate your help.
(ありがとう。本当に助かるよ)
1. 相手に配慮した相談の切り出し方
同僚に話しかけるときは、「少し時間ある?」と相手の状況を確認するところから始めましょう。
- Do you have a minute?
(少し時間ある?)
急に話し始めるのではなく、相手を尊重する姿勢を示せるため、ビジネスシーンでも多用されます。
他にも似た表現があります。
- Do you have a second?
(ちょっといい?) - Can I ask you something?
(相談したいことがあるんだけど…) - Is now a good time?
(今、タイミング大丈夫?)
それぞれ少しだけニュアンスが違い、場面に合わせて使い分けができます。
ちなみに “Do you have a minute?” は「数分ほどで終わる内容」というニュアンスなので、軽めの相談に適しています。
2. 相談内容を簡潔に伝える
相談でよくある失敗が、相談内容の説明が長すぎることです。
そのため、相談の際は「何の作業をしているか」、そして「どこで困っているのか」を簡潔に述べることが大切です。
- I’m working on the proposal for next week’s meeting.
(来週の会議用の提案書を作っているところなんだ)
“I’m working on ~” は進行中の業務を説明する万能フレーズで、以下のように応用できます。
- I’m working on a presentation.
(プレゼン資料を作っているところです) - I’m working on a new design.
(新しいデザインを制作しているところです) - I’m working on the budget plan.
(予算計画の作成に取り組んでいます)
続いて、「どこに悩んでいるのか」を具体的に伝えます。
- but I’m not sure about the structure.
(構成がこれで良いか自信がなくて)
“not sure about ~” は「~に不安がある」という表現で、“don’t know” よりもフォーマルな言い方です。
3. 手助けを申し出る
同僚が相談を聞いて「手伝えるよ」と言ってくれる場面では、次のような表現がよく使われます。
- Do you want me to take a quick look at it?
(ちょっと見てみようか?)
ここでの “a quick look” は「ざっと見る」「大きな時間をかけない」という意味です。相手の負担にならない形で助けたい、という優しいニュアンスが含まれています。
他にも同じ意味合いの表現があります。
- I can check it for you if you’d like.
(よければチェックするよ) - I can give you some quick feedback.
(少しフィードバックできるよ) - Do you want me to review it?
(レビューしようか?)
“quick” や “some” などを入れることで、「軽めのサポートなので負担じゃないよ」という雰囲気を出せるのがポイントです。
4. 相談の目的を伝えて、より的確な助言を引き出す
相談するときは「何を確認したいのか」を具体的に伝えると、相手がどの部分を重点的に見ればよいか理解しやすくなります。
- I want to make sure the main points are clear.
(主要なポイントが明確か確認したい)
“I want to make sure ~”(〜を確認したい) は丁寧でありながら、自分の目的を明確に伝える便利なフレーズです。
- I want to make sure the explanation is easy to follow.
(説明が分かりやすいか確認したい) - I want to make sure the numbers are correct.
(数字が正しいか確認したい) - I want to make sure the tone is appropriate.
(文体が適切か確認したい)
まとめ
- Do you have a minute?
→ 同僚に相談する際に使える声かけの表現。 - I need your advice on ~.
→ 相談の目的を短く伝えるときの基本フレーズ。 - Do you want me to take a quick look?
→ 相手が助けを申し出るときの表現で、負担を感じさせない言い方。 - I want to make sure ~.
→ 相談の目的や確認したい点を明確に伝えるフレーズ。




