会話フレーズ

#12 ホテルにチェックインする時の表現|英語の観光フレーズ

image
Izumi

海外旅行に到着して最初に訪れる場所のひとつが、ホテルのフロントです。ここでスムーズにチェックインできると、旅の出だしも安心してスタートできます。

チェックインでは、名前や予約の有無、滞在日数、支払い方法などを伝える必要があります。英語でのやりとりに不安がある方も多いですが、基本のフレーズを覚えておけば問題ありません。

今回はホテルのフロントでチェックインするときに使える実用的な英語表現と、その文法・使い方のポイントを解説します。

会話例

B
B

Good evening. How can I help you?
(こんばんは。ご用件を伺います)

A
A

Hi. I have a reservation under the name of Yamada.
(こんにちは。山田という名前で予約しています)

B
B

Let me check… Yes, we have your reservation. May I see your passport, please?
(確認しますね…はい、ご予約があります。パスポートを見せていただけますか?)

A
A

Sure. Here you are.
(もちろんです。どうぞ)

B
B

Thank you. You’ll be staying for three nights, correct?
(ありがとうございます。3泊のご滞在でよろしいですか?)

A
A

Yes, that’s right.
(はい、そうです)

B
B

Great. Your room is 305. Here is your key card.
(かしこまりました。お部屋は305号室です。こちらがカードキーです)

A
A

Thank you.
(ありがとうございます)

1. 予約の有無を伝える一言

ホテルに到着した際、まず伝えるべきことは「予約があるかどうか」です。このときに使うシンプルな表現が、“I have a reservation.”(予約しています)です。

“I have ~”は「私は~を持っています」という現在形で、reservation(予約)”を持っている、つまり「予約済みです」という意味になります。

続けて名前を伝える場合は、「under the name of + 名前」という形を使います。

  • It’s under the name of Yamada.(山田の名前で予約しています)
    → 主語を It にしてもOK。
  • It’s under Yamada.(山田で予約しています)
    → よりカジュアル。

英語圏では名前の順番が「名→姓」なので、フルネームで伝える場合は “Hanako Yamada” のように言いましょう。

2. 身分証の提示を依頼する

ホテルではチェックイン時に、パスポートなどの身分証明書の提示を求められるのが一般的です。そのときにスタッフが使う表現が以下になります。

  • May I see your passport?
    (パスポートを見せていただけますか?)

この文のポイントは “May I ~?” の使い方です。

“May I ~?” は「~してもよろしいですか?」という丁寧な依頼や許可の表現です。“Can I ~?” も意味は近いですが、“May I ~?”の方がよりフォーマルです。

  • May I take your order?
    (ご注文をお伺いしてもよろしいですか?)
  • May I have your name, please?
    (お名前をお伺いできますか?)

3. 物を渡すときの自然な一言

パスポートを渡すときや、何かを手渡すときに便利なのが“Here you are.”(はい、どうぞ)という表現です。

“Here you are.”は 「あなたのために用意したものを差し出す」 というニュアンスがあるので、丁寧なやり取りには最適です。

似たような言い方として、こちらの表現もあります。

  • Here it is.(こちらです)
    → 目の前にある物を示すときに使う。
  • There you go.(どうぞ)
    → ややカジュアル。友人同士がよく使う。

4. 滞在内容を確認する丁寧な聞き方

スタッフが予約内容を確認する際に、以下のような文を使います。

  • You’ll be staying for three nights, correct?
    (3泊のご滞在でよろしいですか?)

この文は未来の予定を表す “will be ~ing” の形になっています。

ここでは “You will be staying”(あなたは滞在する予定です)という進行形の表現で、あらかじめ決まっている予定を表しています。

さらに文末の “correct?” は、「それで正しいですか?」という意味の確認表現です。

5. カードキーを渡す際の表現

部屋の鍵やカードキーを渡すときには、“Here is your key card.”(こちらがカードキーです)という表現が使われます。

この “Here is ~” は、「相手に何かを渡すとき」や「紹介する時」 に使える定型表現です。

  • Here is your receipt.(レシートです)
  • Here is your room number.(お部屋の番号です)
“Here
  • Here you are. :カジュアル・実用的(手渡すとき)
  • Here is ~. :フォーマル・接客的(紹介・説明のとき)

まとめ

  • I have a reservation.
    → チェックイン時に予約があることを伝えるフレーズ。
  • Under the name of ~
    → 予約者名を伝えるときに使う定型句。
  • May I see your passport?
    → 身分証明書を丁寧にお願いする表現。
  • Here you are.
    → パスポートなどを手渡すときの自然な返し。
  • You’ll be staying for ~ nights, correct?
    → 滞在日数などの確認に使われるフォーマルな言い回し。
  • Here is your key card.
    → カードキーなどを手渡すときの丁寧な表現。
記事URLをコピーしました