会話フレーズ

【英語フレーズ#3】書店で本を探す

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青葉

旅行中や留学中、本屋に立ち寄って現地の本を探したくなることがあります。

ガイドブック、小説、語学教材、お土産用の絵本など、目的はさまざまですが、広い書店の中で自分の欲しい本を探すのは簡単ではありません。

そんなとき、英語で「〜という本を探しているのですが」と店員さんに声をかけることができれば、スムーズに案内してもらえます。

このレッスンでは、書店で本を探すときに役立つ英語表現や、ジャンルを尋ねるフレーズ、丁寧な聞き方のコツを学びます。

会話例

A
A

Excuse me, I’m looking for a book called The London Secret.
すみません、『ザ・ロンドン・シークレット』という本を探しているのですが。

B
B

Let me check… Yes, we have it. It’s in the fiction section, over there.
確認しますね……はい、あります。フィクションの棚にありますよ、あちらです。

A
A

Great! Do you have it in paperback?
よかった!ペーパーバック版はありますか?

B
B

Yes, we have both hardcover and paperback.
はい、ハードカバーとペーパーバックの両方があります。

A
A

I’ll take the paperback one. Thank you.
ペーパーバックをいただきます。ありがとうございます。

B
B

You’re welcome. Let me know if you need anything else.
どういたしまして。他にも何かあればお知らせください。

会話のポイント解説

1. “I’m looking for ~” の文法的仕組み

“I’m looking for ~” は、「私は〜を探しています」という意味の現在進行形の構文です。

動詞 look は「見る」という意味を持ちますが、look for で「探す」「求める」という別の意味になります。

  • I’m looking for a book.(本を探しています)
    → 今まさに探している状態

現在進行形(be動詞+動詞のing形)を使っていることで、「探す」という行為が今この瞬間に行われていることを強調しています。

「Look

「look」 だけだと「見る」。「look at」 は「〜を見る」。「look for」 は「〜を探す」。

前置詞の違いで意味が大きく変わるので要注意です。

2. 「called ~」 の使い方

called は「〜と呼ばれている」「〜という名前の」という意味で、名詞の説明(修飾)に使われる過去分詞です。

  • a book called The London Secret
    (『ザ・ロンドン・シークレット』というタイトルの本)

この構文は、英語で具体的な名前を後から補足するときによく使われます。

ちなみに、“a book named ~” でも意味は同じですが、日常会話では called の方が自然です。

3. “Do you have it in paperback?” の使い方

この表現は、特定の物(ここでは本)について、その形式やバージョンがあるかどうかを尋ねる丁寧な質問です。

【構文】Do you have it + in + 形式(paperback / hardcover など)

→ 「それを◯◯の形で持っていますか?」という意味になります。

  • Do you have it in hardcover?(ハードカバー版はありますか?)
  • Do you have it in blue?(青色のものはありますか?)

この 「in」 は「〜の中で」ではなく、〜という種類・形のという意味の前置詞として使われています。

書籍のフォーマットの違い
  • Paperback(ペーパーバック):軽くて安価。表紙がやわらかい。
  • Hardcover(ハードカバー):厚めの装丁。高価で保存性が高い。

4. 相手への丁寧な申し出・確認の表現:Let me check.

“Let me ~” は、「私に〜させてください」という意味で、相手への配慮を込めた申し出表現です。

そして、“Let me check.” は、「確認しますね」という意味で、接客英語では非常によく使われます。

  • Let me see.(ちょっと見てみます)
  • Let me help you.(お手伝いしますよ)
  • Let me find it for you.(探してきますね)

“I’ll check 〜” よりも柔らかく、丁寧な印象を与える言い方です。

5. 丁寧なフォローアップ:Let me know if 〜.

「Let me know if you need anything else.」は、「ほかに何か必要なものがあれば、教えてください」という意味で、丁寧でよく使われるフレーズです。

【構文】Let me know if + 主語 + 動詞:「もし〜なら教えてください」

  • Let me know if you have any questions.
    (質問があればお知らせください)
  • Let me know if you want a bag.
    (袋が必要であれば言ってください)

この表現は、ホテル・レストラン・ショップなどの接客英語で頻出します。旅行先でもよく耳にするため、慣れておくと便利です。

まとめ

  • I’m looking for a book called ~.:タイトルを伝えるときの定番表現。
  • Do you have it in paperback?:「ペーパーバック版はありますか?」と、 フォーマットを指定して尋ねる言い方。
  • Let me check.: 接客で最もよく使われるフレーズの1つ。
  • Let me know if you need anything else.:丁寧な会話の締めとして非常に便利。

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