文法

同等比較(as ~ as)の使い方|比較表現のルールと例文解説

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Izumi

英語で「〜と同じくらい…」と言いたいときには、同等比較(as ~ as 構文)を使います。

同等比較は、比較級(-er / more ~ than)や最上級(the most ~)と並んで、日常会話でも頻繁に使われる比較表現の一つです。

同等比較を使うと、単に「AはBより大きい」と断定するのではなく、「AとBは同じくらいの大きさだ」と、より柔らかく比較できます。

ここでは、同等比較(as ~ as)の基本ルールと使い方を例文を通して詳しく解説します。

1. 同等比較の基本ルール

同等比較の構造は、「as + 形容詞 / 副詞 + as + 比較対象」が基本です。同等比較を使うことで、「AはBと同じくらい〜だ」という表現を作ることができます。

形容詞を入れれば「性質の比較」、副詞を入れれば「動作の比較」となります。

形容詞を使った例

  • She is as tall as her brother.
    (彼女は兄と同じくらい背が高い)
  • This hotel is as comfortable as that one.
    (このホテルはあのホテルと同じくらい快適だ)

ここでは tall(背が高い)や comfortable(快適な)といった形容詞を使って、人物や物の性質を比較しています。

副詞を使った例

  • He runs as fast as a professional athlete.
    (彼はプロの選手と同じくらい速く走る)
  • She sings as beautifully as her mother.
    (彼女は母と同じくらい美しく歌う)

副詞を使うと、行動の様子や程度を比較できます。

2. 疑問文での使い方

同等比較は疑問文にもできます。「〜と同じくらい…ですか?」と尋ねたいときに使います。

  • Is this restaurant as popular as that one?
    (このレストランはあのレストランと同じくらい人気ですか?)
  • Do you study as hard as your friend?
    (あなたは友達と同じくらい一生懸命勉強しますか?)

通常の疑問文と同様に、Yes / No で返すことができます。

3. 否定文での使い方

同等比較を否定すると、「〜ほど…ではない」という表現になります。このときは「not as ~ as」の形を使います。

  • This book is not as interesting as that one.
    (この本はあの本ほど面白くない)
  • He is not as tall as his father.
    (彼は父ほど背が高くない)

肯定文では「同じくらい」を表す同等比較ですが、否定文にすると「劣っている」というニュアンスを表現できます。

4. 比較を強める表現

同等比較には強調や限定を加えて、より細かいニュアンスを伝えることができます。

  • just as ~ as:「まさに同じくらい」
  • almost as ~ as:「ほとんど同じくらい」
  • twice as ~ as:「2倍〜」
  • half as ~ as:「半分〜」

twice / three times / half のように数字や割合を入れると、単なる「同じくらい」ではなく「どれくらい差があるか」まで表現できます。

5. まとめ

  • 「as + 形容詞 / 副詞 + as ~」 で「〜と同じくらい…」を表す。
  • 疑問文では「〜と同じくらい…ですか?」を尋ねられる。
  • 否定文では「not as ~ as」で「〜ほど…ではない」。
  • just / almost / twice / half などを加えると比較の程度を詳しく表現できる。
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