感嘆文の使い方|基本ルールとWhat/Howの使い分け

英語には「なんて〜なんだろう!」と感情を込めて表現する文型があります。これを感嘆文といいます。
感嘆文は驚き、喜び、悲しみ、感動など、強い感情を相手に伝えるときに使われます。日本語の「すごい!」「なんて〜!」にあたる表現です。
また、感嘆文は大きく分けて What を使う形と How を使う形の2種類があります。
今回は感嘆文の基本的な構造に加え、What/ Howを使った形を例文を通して解説していきます。
1. 感嘆文の基本ルール
英語では「なんて〜なんだろう!」と気持ちを強調したいときに感嘆文を使います。普通の文をそのまま話すよりも感情が伝わりやすく、会話でも文章でも頻出の表現です。
感嘆文は、大きく分けて2つの形があります。
感嘆文の種類 | 基本構造 | 意味 |
---|---|---|
What + 名詞(句) + 主語 + 動詞! | What a beautiful day it is! | なんて素晴らしい日なんだ! |
How + 形容詞 / 副詞 + 主語 + 動詞! | How kind you are! | あなたはなんて親切なんだ! |
ポイントは文の先頭に What または How を置くこと、そして文末は !(感嘆符)で締めることです。
2. What を使う感嘆文
What を使う感嘆文では、主に「名詞」を強調します。
基本の形は「What + (a / an) + 名詞 + 主語 + 動詞!」となります。
2-1. 単数名詞を強調する場合
可算名詞の単数を強調する場合は、名詞の前に a / an を置く点に注意しましょう。
- What a beautiful view!
(なんて美しい景色なんだ!) - What an exciting game it was!
(なんてワクワクする試合だったんだ!)
“beautiful view” や “exciting game” という名詞を強調し、普通に説明するのではなく「感情を込めて驚きを表す」文になるのが感嘆文の特徴です。
2-2. 複数名詞や不可算名詞を強調する場合
数名詞や不可算名詞を強調する場合は、冠詞 a / an は使わずに名詞を続けます。
- What wonderful flowers!
(なんて素敵な花なんだ!) - What terrible weather we had yesterday!
(昨日はなんてひどい天気だったんだ!) - What delicious food this is!
(これはなんておいしい料理なんだ!)
複数形や不可算名詞をそのまま強調できるのがポイントです。
3. How を使う感嘆文
How を使う場合は、「形容詞」や「副詞」を強調します。
基本の形は「How + 形容詞 / 副詞 + 主語 + 動詞!」となります。
- How delicious this cake is!
(このケーキはなんておいしいんだ!) - How fast he runs!
(彼はなんて速く走るんだ!) - How tall that building is!
(あの建物はなんて高いんだ!)
強調する語が「人や物の性質」なら形容詞、「動作の様子」なら副詞を使います。
4. 感嘆文と平叙文の違い
感嘆文は、もともとの平叙文(通常の文)を感情的に言い直した形です。
- It is a beautiful day.(今日はいい日だ)
→ What a beautiful day it is!(なんて素晴らしい日なんだ!) - She is very kind.(彼女はとても親切だ。)
→ How kind she is!(彼女はなんて親切なんだ!)
このように同じ内容でも感嘆文を使うことで「気持ちの強さ」が加わり、より自然で表現力のある英語になります。
5. まとめ
- 感嘆文は「気持ちを強調する文」で、最後に ! をつける。
- What を使う感嘆文 → 名詞を強調する。
- How を使う感嘆文 → 形容詞 / 副詞を強調する。
- 普通の文を感嘆文に言い換えると、会話がより自然で感情豊かになる。