会話フレーズ

#89 統計を提示する時の表現|英語のビジネスフレーズ

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Izumi

ビジネスの場では、主張や提案を裏付けるために、統計データや数値を示すことが欠かせません。

英語で統計を提示する際は、数字を読み上げるだけでなく、何のデータなのか、何が変化したのか、そこから何が言えるのかを順序立てて説明することが重要です。

ここでは、統計を提示する場面で使える英語表現を、実際のやり取りを想定しながら解説します。

会話例

A
A

Let me start by sharing some recent data on customer satisfaction.
(最初に、顧客満足度に関する最新のデータをご紹介します)

B
B

What does the data show?
(どのような結果が出ていますか?)

A
A

According to our latest survey, overall satisfaction increased by 12% compared to last year.
(最新の調査によると、全体の満足度は昨年と比べて12%向上しています)

B
B

That’s a significant increase. What do you think caused it?
(それは大きな伸びですね。要因は何だと思いますか?)

A
A

The data suggests that faster response times and improved support played a key role.
(データを見ると、対応スピードの向上とサポート体制の改善が大きく影響しているようです)

B
B

Do you have any data on regional differences?
(地域ごとの違いに関するデータはありますか?)

A
A

Yes. In particular, satisfaction in the Asia-Pacific region grew more rapidly than in other markets.
(はい。特にアジア太平洋地域では、他の市場よりも満足度の伸びが大きくなっています)

1. 統計を提示する

統計を説明するときにまず意識したいのが、「これから何について話すのか」を明確にすることです。いきなり数値を出すと、聞き手が全体像をつかみにくくなります。

そのため、以下のような前置きがよく使われます。

例文
  • Let me start by sharing some recent data on customer satisfaction.
    (最初に、顧客満足度に関する最新のデータをご紹介します)

“Let me start by ~” は、「これから〜から始めます」という意味で、プレゼンや会議の冒頭に適した表現です。

また、“some recent data” と言うことで、「最新情報の一部を抜粋して説明する」という意図を伝えられます。

関連表現
  • Let me begin with some key figures.
    (主要な数値から説明します)
  • I’d like to start by showing you some statistics.
    (統計をお見せするところから始めます)

2. データの根拠を示す

統計を扱う際に重要なのが、データの根拠を示すことです。英語ではこの役割を “according to ~” が担います。

ポイント
  • According to our latest survey, ~
    (最新の調査によると、〜)

この表現を使うことで、個人の意見ではない客観的なデータである点を強調できます。

そして、survey の部分は状況に応じて次のように言い換えられます。

関連表現
  • According to our internal report, ~
    (社内レポートによると)
  • According to the data we collected last quarter, ~
    (前四半期に収集したデータによると)
  • According to industry research, ~
    (業界調査によると)

統計を提示する場面では、このような根拠の明示が信頼性を大きく左右します。

3. 数値の変化を正確に伝える

統計説明でよく使われるのが、増減を表す表現です。特に注意したいのが by と to の使い分けです。

by は「数値の増加幅」、to は「数値の到達点」を示します。

ポイント
  • increased by 12%
    →12%増加した(増加幅)
  • increased to 80%
    →80%まで増えた(最終的な数値)

このように、数値を扱う際は、「変化量」なのか「結果の数値」なのかを常に意識することが重要です。

4. データの解釈を示す

統計を提示する際、単に数値を述べるだけでは不十分です。ビジネスでは、その数字から何が言えるのかを説明することが求められます。

例文
  • The data suggests that faster response times and improved support played a key role.
    (データを見ると、対応スピードの向上とサポート体制の改善が大きく影響しているようです)

suggest は「示唆する」という意味で、断定を避けつつ、分析結果を述べたいときに便利です。

関連表現
  • The data indicates that ~
    (データは〜を示している)
  • The figures show that ~
    (数値から〜がわかる)

5. 比較を用いて違いを明確にする

統計では、地域や期間、グループ間の比較がよく行われます。比較表現を使うことで、数値の違いをより分かりやすく伝えることができます。

例文
  • In particular, satisfaction in the Asia-Pacific region grew more rapidly than in other markets.
    (特にアジア太平洋地域では、他の市場よりも満足度の伸びが大きくなっています)

“more than / less than”(〜より多く/〜より少なく)や “compared to”(〜と比べて)を使うと、説明の幅が広がります。

関連表現
  • Sales grew more than expected.
    (売上は予想以上に伸びました)
  • The cost was less than last year.
    (コストは昨年より少なくなりました)
  • Compared to last quarter, customer engagement increased.
    (前四半期と比べて、顧客のエンゲージメントが向上しました)

このように、比較を加えることで聞き手は数値の意味を直感的に理解できます。

まとめ

今回の英語フレーズ
  • Let me start by sharing some data.
    → 統計や数値を提示する際の導入表現。
  • According to ~
    → データや調査結果の出どころを示し、客観性を持たせるフレーズ。
  • increase / decrease by ~
    → 数値の増減幅を伝えるための表現。
  • The data suggests that ~
    → 統計から読み取れる傾向や分析結果を伝える言い方。

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