#14 到着の遅れをホテルに伝える時の表現｜英語の観光フレーズ

旅行中、飛行機や電車の遅延、乗り継ぎのトラブルなどで、予定していた時間にホテルへ到着できないことがあります。

そんなとき、事前にホテルに連絡を入れておくと、予約のキャンセルやチェックイン拒否といったトラブルを防ぐことができます。

そこで今回は、ホテルに到着時間の遅れを伝えるときに使える英語表現と、文法的なポイントを解説します。

会話例

A

Hello, this is Yuki Sato. I have a reservation for tonight.
（こんにちは、サトウ・ユキと申します。本日予約しています）

B

Yes, Mr. Sato. How can I help you?
（はい、サトウ様。どうなさいましたか？）

A

My flight has been delayed, so I’m going to arrive late.
（フライトが遅れてしまって、到着が遅くなりそうです）

B

I see. Do you know what time you’ll be arriving?
（承知しました。何時頃のご到着になりそうですか？）

A

Around 11 p.m., if everything goes smoothly.
（順調に行けば午後11時ごろです）

B

That’s no problem. We’ll keep your room.
（問題ございません。お部屋はそのまま確保いたします）

A

Thank you very much.
（ありがとうございます）

B

You’re welcome. Have a safe trip.
（どういたしまして。お気をつけてお越しください）

1. 予約を伝える表現

このフレーズは、ホテル・レストラン・列車など、あらゆる予約シーンで使える万能フレーズです。

“I have” は「私は持っている」という現在形で、自分が予約を保有している状態を伝えています。

そして、“for tonight” の部分で「いつの予約か」を指定します。日付や曜日を入れ替えることで応用が可能です。

2. 現在完了受動態で遅延を説明

現在完了形（have/has + 過去分詞） は、「過去の出来事が現在に影響を与えている」というときに使います。

さらに、「be動詞 + 過去分詞」の形をとると受動態になり、「遅れさせられた＝遅延した」という意味を作ることができます。

過去形 “My flight was delayed.” も文法的には正しいですが、現在完了形の方が「今現在の状況に関係していること」を明確に示せるため、より丁寧で実用的です。

3. 予定の遅れを伝える表現

「be going to + 動詞」は、予定や確実に起きるであろう未来を述べる際によく使います。

「遅れるかもしれません」という不確定な場合でもこの表現は便利です。

4. 未来進行形の質問

この質問文では、未来進行形（will be + 現在分詞） が使われています：

未来進行形は、「未来のある時点に、何かが進行しているだろう」というニュアンスを含みます。

“What time will you arrive?”とストレートに聞くよりも、柔らかい印象を与えます。

5. 安心感を伝えるホテル側の表現

この文では、「will + 動詞の原形」を使って、未来の意思・約束を表しています。

この表現を使うことで、宿泊者に「遅れても大丈夫ですよ」という安心感を与えることができます。

まとめ