会話フレーズ

【英語フレーズ#5】好きな食べ物を話す

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青葉

英語で会話をする場面では、「どんな食べ物が好き?」という話題が頻繁に登場します。

食べ物の好みは文化や個人の価値観が表れるため、会話のきっかけとしてとても使いやすく、相手との距離を縮める絶好の話題です。

このレッスンでは、好きな食べ物を伝えるときに役立つ基本の英語表現や、好みの度合いの伝え方、会話を広げるコツを、文法や語彙の解説を交えて学んでいきます。

会話例

A
A

What kind of food do you like?
どんな食べ物が好きなの?

B
B

I really like pasta! Especially carbonara.
パスタがとても好きなんだ! 特にカルボナーラが好みだよ。

A
A

Oh, I love pasta too! Do you cook it yourself?
あっ、私もパスタが大好物!自分で作ったりするの?

B
B

Sometimes. But usually I eat out. There’s a great Italian place near my apartment.
たまに作るかな。だけど普段は外食することが多いよ。家の近くにすごくおいしいイタリアンのお店があるんだ。

A
A

That sounds nice! I like Japanese food, especially sushi.
いいね!私は日本食が好きで、特に寿司が大好きなの。

会話のポイント解説

1. 「好き」の強さを表す動詞と副詞の使い分け

英語では、「好き」という気持ちを伝えるときに、動詞や副詞を使ってその強さ(度合い)を調整することができます。

これは会話をする上でとても大切なポイントです。

  • I like pizza.(ピザが好き)
     → 一般的な好意を表す、ごく基本的な表現です。
  • I really like pizza.(ピザがとても好き)
     → really を加えることで好意のレベルが上がります。
  • I love pizza!(ピザが大好き!)
     → love は like よりも強く、感情のこもった「大好き!」というニュアンス。

love は人に対しても、モノ・ことに対しても使えますが、食べ物や趣味に対して使うときは、少し感情的で親しみのある響きになります。

逆に、やや控えめに伝えたいときは以下のような表現もあります。

  • I kind of like curry.(カレーはまあまあ好きかな)
  • I don’t like it that much.(そんなに好きではない)

自分の本音に合った言い方を選ぶことで、英語でのコミュニケーションに感情の深みが出てきます。

2. “What kind of ~ do you like?” の文法構造

会話の冒頭に出てきた “What kind of food do you like?” は、話題の幅を広げることができるオープン・クエスチョン(答えが1つに限られない質問)です。

What kind of + 名詞(単数形)+ do you like?(どんな[名詞]が好きですか?)

foods や movies など複数形にしてしまいがちですが、正しくは単数形です。

名詞(単数形)のトピックを自由に差し替えることで、さまざまな質問に応用可能です。

  • What kind of books do you like?
    (どんな本が好き?)
  • What kind of sports do you like?
    (どんなスポーツが好き?)
  • What kind of places do you like to visit?
    (どんな場所に行くのが好き?)

3. “Do you cook it yourself ?” で会話を深掘りする

「好きな食べ物は何?」という話題から、さらに会話を続けたいときには、その人のライフスタイルや習慣に踏み込む質問が効果的です。

  • Do you cook it yourself?(それ、自分で作るの?)
    → yourself を使うことで、「他の人が作るのではなく、あなた自身が?」というニュアンスが加わります。

相手が “Yes” または “Sometimes”(ときどき)と答えれば、そのあとに:

  • What do you usually cook?(普段は何を作るの?)
  • Is it difficult to make?(作るのは難しい?)

などと続けて質問を投げかけることができ、自然な会話の展開につながります。

4. おすすめのお店を紹介する構文

会話の中で「家の近くに美味しいお店がある」と伝えるときに便利なのが以下の構文です。

There is (There’s) + 形容詞 + 名詞 + 場所

「場所」は near my house(家の近く)、near the station(駅の近く)、in the neighborhood(近所に)など、会話の流れに応じて柔軟に置き換えることができます。

  • There’s a cozy café near my school.
    (学校の近くに居心地のいいカフェがある)
  • There’s a famous ramen shop near here.
    (この近くに有名なラーメン屋がある)

このような構文を使いこなせるようになると、食べ物の話からローカル情報へ話題を広げることができ、実際の旅行会話や日常英会話でとても役立ちます。

まとめ

  • What kind of food do you like?:オープンな質問表現。「どんな食べ物が好き?」と自然に聞ける。
  • I really like pasta. / I love sushi.:「かなり好き」「大好き」といった好みの強さを表現するフレーズ。
  • Do you cook it yourself?:相手の趣味や生活スタイルに会話を広げられる自然な質問。
  • There’s a great Italian place near my apartment.:場所の紹介に使える便利な構文。「お気に入りの店があるよ」と言いたいときに◎。

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