【英語フレーズ#1】コンサートのチケットを購入する

海外旅行中、現地で開かれる音楽ライブやクラシックコンサートなどにふらっと立ち寄りたくなることがあります。
そんなとき、英語でチケットの購入がスムーズにできれば、旅の思い出がより豊かになります。
「〜枚ください」「座席はありますか?」「現金で払えますか?」といったやり取りを自然にこなせるようになると、海外での行動範囲がぐっと広がります。
このレッスンでは、コンサートのチケットを購入する場面で使える基本フレーズと、支払い・座席指定・枚数確認などに関する表現を、文法的なポイントとともに解説します。
会話例

Hello. I’d like two tickets for tonight’s concert, please.
こんにちは。今晩のコンサートのチケットを2枚お願いします。

Sure. Would you prefer standard or premium seats?
かしこまりました。一般席とプレミアム席、どちらにされますか?

Standard is fine.
一般席で大丈夫です。

That’ll be £40 in total. How would you like to pay?
合計で40ポンドになります。お支払い方法はいかがなさいますか?

By card, please.
カードでお願いします。

All right. Here are your tickets. Enjoy the show!
承知しました。こちらがチケットです。どうぞお楽しみください。
会話のポイント解説
1. 選択肢を丁寧に提示する表現:Would you prefer A or B?
“Would you prefer ~?” は、「〜のほうを好まれますか?」という相手の好みや希望を丁寧に尋ねる表現です。
このフレーズは接客やサービスの場面で頻出します。
とてもやわらかく、礼儀正しい印象を与えるので、知らない人への質問にも適しています。
- Would you prefer standard or premium seats?
(一般席とプレミアム席、どちらにされますか?) - Would you prefer to pay by cash or by card?
(現金払いですか?カードですか?)
2. 料金を伝える定番の表現:That’ll be ~
“That’ll be 〜” は “That will be” の短縮形で、「〜になります」という意味です。
料金の案内、レジ、カウンターなど、金額を伝えるときによく使われる口語表現です。
- That’ll be £40.(40ポンドになります)
- That’ll be $15.50 in total.(合計で15.50ドルになります)
in total をつけることで、「合計で」のニュアンスが加わり、複数枚購入時などにも明確に伝えられます
3. 支払い方法の尋ね方:How would you like to pay?
“How would you like to ~?” は、相手の希望・要望を丁寧に尋ねる表現です。
ここでは「お支払い方法はいかがなさいますか?」という意味で使われています。
- How would you like your change?
(おつりはどうされますか?) - How would you like your coffee?
(コーヒーはどのようにしますか?=砂糖やミルクの有無など)
4. 支払い方法を伝える表現
支払い手段を伝えるときは、「by + 手段」 の形を使います。
by card や by cash のように、前置詞 by の後ろに支払い手段を続けることで、どのように支払うかを伝えます。
- By credit card.(クレジットカードで)
- By debit card.(デビットカードで)
- By cash.(現金で)
英語では「現金で」は、with cash ではなく by cash と言うのが一般的です。
まとめ
- Would you prefer standard or premium seats?:選択肢をやわらかく提示する丁寧な質問文。
- That’ll be £40 in total.:支払金額を伝える定番表現。「合計で」の意味を加えたいときに便利。
- How would you like to pay?:支払い方法などの希望を尋ねる丁寧なフレーズ。
- By card, please.:支払い手段を伝える際のシンプルで実用的な表現。